日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > フジ若者たち、視聴者離れ想定か

フジ『若者たち2014』視聴率急落も、監督はどこ吹く風「視聴者がどのくらい離れるか、予想がついた」

wakamonotachi0717.JPGフジテレビ『若者たち2014』番組サイト

 連続ドラマ『若者たち2014』(水曜22時~)の第2話が16日に放送され、平均視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の12.7%から4.9%ダウンしたことが分かった。

「フジは『HERO』が26.5%の好発進を見せたものの、『若者たち2014』『GTO』『あすなろ三三七拍子』と、いずれも7%台と後がない。特に“フジテレビ開局55周年記念企画”をうたっている『若者たち2014』は、『北の国から』の杉田成道監督が約20年ぶりに連ドラのメガホンを取り、妻夫木聡、蒼井優、瑛太、満島ひかり、長澤まさみなど、主役級の役者を取りそろえた。それだけに、今回の数字には、企画自体の責任を問う声も上がっている」(芸能記者)

 同作は、1966年に同局で放送された名作『若者たち』をベースに、若者たちの葛藤が描かれる青春群像劇。杉田監督は、先月開催された試写会に訪れた約200人の反応を見て、「(前作から)50年たって振り子が戻ってきて、当時の感性と通じるものがあるのではないか」と手応えを語っていた。

 しかし、お茶の間でプロレス、出前のソバすすり、大声での兄弟ゲンカ……と古い作風に、視聴者の意見は真っ二つ。12日放送の『新・週刊フジテレビ批評』(同)では、審議委員を務める作家の林真理子氏が「いつの時代だろうと思うくらい貧しい家が出てきて、不幸のてんこ盛り」「本当に心に残らなくて、最後まで『これが今、ドラマになる意義はなんだろう?』」とコメント。続けて脚本家の大石静氏も、「今風の男の子たちが、つかみ合い、殴り合うのにすごく違和感」「登場人物に説教されている気分になって、誰のことも愛せない」と苦言を呈した。

 これを受け、杉田監督は「おっしゃるように、(このドラマには)リアリティがアタマからありません。ある意味、無視してます。したがって、その段階で視聴者がどのくらい離れるかは、ある程度、予想がついた」とまさかの反論。フジがこれに同調しているか否かは不明だが、少なくとも杉田氏には、テレビ局にとって大事な視聴率を度外視してまでも、伝えたい何かがあるようだ。

12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

水原解雇に間に合わなかった週刊誌スクープ

今週の注目記事・1「水原一平“賭博解雇”『疑...…
写真
イチオシ記事

さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キ...…
写真