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視聴率爆下げの木村拓哉『HERO』映画化に暗雲か?「木村さんは上機嫌」だが……

hero0624.jpg『HERO』オフィシャルサイトより

 初回視聴率26.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークした木村拓哉主演のドラマ『HERO』(フジテレビ系)だが、21日の第2話の視聴率が19.0%と大きく下がった。2007年に公開された映画版は81億円の興行収入を叩き出し、同年の興行収入ランク1位となっただけに、関係者は第2弾ももくろんでいるようだが「願わくば、20%台をキープしてほしい」と不安顔だ。


「1話目は今年スタートした全ドラマの中で最高視聴率だったが、実は過去、ヒット作の続編の視聴率は初回がやたら高くて2回以降は爆下げ、という傾向がある。前評判の期待値が高すぎて、実際にはそれほど面白いわけでもないことが多い」(同)

 実際、ネット上で見られる感想には

「雰囲気は前と同じだけど、いきなりネタづまり感があった」
「第1話が面白くなかった。起こる事件にひねりがない」
「時間を拡張していたけどその分、無駄な場面がダラダラしていた」
「カメラワークが悪くて疲れる。中身もコメディみたいで、現実の検事をおちょくった感じ」
「スピード感がなくて内容が薄っぺらかった。キムタクのオーラがなくなった気がした」

と、批判的なものが目立った。

 また、松たか子が出演しなかったことへの失望感も大きかった。代わってヒロインは北川景子が演じているが、ヤンキーじみたキャラによるセリフまわしは、とても検察事務官とは思えないものだった。

 関係者によると、この人選は「木村サイドからのリクエストだった」という話だが、今回は脚本やセットまでも木村の意向が汲まれ、制作費も高騰したという。

「おかげで木村さんは上機嫌、現場では北川をいじって笑いを取ったりと、役者同士の雰囲気が良く、収録の合間に楽しく雑談している姿があった。チームワークはかなり良い感じだけど、ただそうなると馴れ合いになるマイナス面もある」(同)

 まだ始まったばかりの新ドラマだが、広告代理店のマーケティング担当に、この続編の映画化について聞いてみると「視聴率ひとつで決まるほど甘いものではなく、クリアすべき条件が山ほどある」と一蹴された。ただ「最終的にどの程度、視聴者に作品への支持が広がるか」と、3回以降の数字に注目はしているようだった。

 以前より主演ドラマの視聴率が落ちている木村に関しては今回、テレビ関係者から「高視聴率が取れる最後のドラマ」ともささやかれているが、果たして……。
(文=ハイセーヤスダ)

最終更新:2014/07/24 08:00
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