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厚労省関係者からも批判が……食品異物混入騒ぎの“過熱報道”で、何が起こっている?

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 ハンバーガーショップの大手・マクドナルドで商品に人間の歯などが混入していたことで、異物混入騒動が拡大するばかり。コンビニエンスストアのセブン-イレブンの弁当にプラスチック片、ロッテのガムにハエなど、次から次へと報告されるようになっている。

 この事態に厚生労働省が管理や指導の徹底を通達したが、同省関係者からは「メディアが大騒ぎしすぎ」とマスコミの過熱報道に批判が向いている。

「異物混入は今に始まったことではなく、以前から報告が続くもので、言わば“起こりうるトラブル”。多くのマスコミは毎年の報告例すら見ていないのでは。報告が遅かったと責めていた記者もいましたが、詳しい調査によって半年後の報告もあったりはする。それが今回、遅い遅いと叩かれたため、企業の調査途中での報告が相次ぐようになった。なるべく起きないように努力するのは当然ながら、過剰な批判が何を招いているかわかっているのか」(同)

 1月8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)でも、ワタミグループの宅配弁当「ワタミの宅食」で、過去に「弁当の中から金属製のネジなどの混入騒動が発生していた」と報じられたが、これも厚労省の関係者によると「過去のことまで引っ張り出すなら、それこそ食品医薬品安全庁に届いた報告例は山ほど。ワタミはブラック企業として叩かれている企業なので、読者が乗りやすいというミエミエの記事にも見える」とする。

 一連の過熱報道には便乗するイタズラも続出しており、先日は店頭に陳列されているスナック菓子の箱につまようじを突き刺して入れる動画がYouTubeに投稿されたり、フジテレビのバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(10日放送)では、餃子の王将から買ってきたチャーハンの中から金属製のチェーンを引っ張り出すパロディも放送された。

 他局の制作会社プロデューサーからは「実はウチでも人気芸人の冠番組で、芸人のアイデアで、ホットドッグから生きた猫など、物理的にありえないものが次々に飛び出すコントの案が出されたけど、却下した」という話が聞かれた。

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