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周囲は「静養してほしい」のに……80歳を迎える大演出家・蜷川幸雄が貫く“現場主義”

ninagawa0s413.jpg『彩の国シェイクスピア・シリーズ NINAGAWA×W.SHAKESPEARE DVD BOX IV』(ポニーキャニオン)

「現在も精力的に活動はしていますが、予断を許さない状況のようですよ」(演劇関係者)

 昨年11月、香港で緊急入院した演出家の蜷川幸雄。今年で80歳を迎える現在も、あくまで“現場主義”で数多くの演出を手掛ける予定だという。

「先日まで台湾で藤原竜也主演の『ハムレット』を上演してましたし、この秋には溝端淳平主演で『ヴェローナの二紳士』が上演されます。来年2月には、自分自身を題材にした舞台を自ら演出するそうですよ」(芸能事務所関係者)


 とはいうものの、現在は鼻に酸素吸入用チューブを付け、車椅子姿でマスコミの前にも登場している。実際、台湾公演についても直前まで医師に相談していたものの、結局、訪台を断念した経緯がある。

「どこへ行くにも酸素吸入器を手放せない状態のようです。倒れた直後は本当に危険な状態のようでしたが、今は持ち直している。ただ、長距離の移動、特に飛行機などには乗れないんじゃないかって話です。周囲は『静養してほしい』と言ってるそうですが、本人が聞く耳を持ってないそうです。東京五輪の演出の候補にも挙がってるようなので、それまで健康でいてもらいたいのですが、今のペースで仕事をすると、正直厳しいかもしれませんね」(舞台関係者)

 “世界の蜷川”の五輪も見てみたいのだが――。

最終更新:2015/04/13 12:00
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