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田中聖、バンドで「海外目指す」発言も業界では「日本での活躍もあやしい」との声

inkt0424s2.jpgINKT OFFICIAL WEB SITE

 元KAT-TUNの田中聖がボーカルを勤めるバンド・INKTが4月25日、セカンドミニアルバム『サイサリス』(Natural Ace Records)を発売。さまざまな媒体でリリースインタビューに応じる中、オリコンの取材で「いずれは海外に挑戦したい」と話したことが話題になっている


 インタビューは、バンド結成の経緯やライブへの思い、『サイサリス』について語ったもの。インタビュアーが新作の感想として「海外でもウケそう」と述べると、田中は「実際に海外で待ってくださっているファンの方もいるし、僕ら自身も日本国内にとどまらず、いずれは海外に挑戦してみたいと思っていて」と意欲を見せた。

 田中以外のメンバーは元HIGH and MIGHTY COLORのベース・mACKAzなど、キャリアのあるプレイヤーだが、それぞれが多くのファンを抱えているわけではない。Twitterのフォロワー数を見ると、田中が約23万人であるのに対し、メンバーのアカウントは約6,000~2万人。当然ながら“田中のバンド”にすぎないのが現状だ。今後、成功する見込みはあるのか?

「メンバーは音楽の趣味がそれぞれ異なっており、田中は『ジャンルレスバンド』という認識を持っているそうですが、田中ファン以外にアプローチしていくためには、ターゲットを定めて明確な方向性を打ち出したほうがいいのでは。今はあれもこれもと欲張りすぎていて、バンドとして成功すべく真剣に打ち込んでいるというより、やりたいことを好きにやっているだけという印象です。海外進出うんぬんの前に、“元アイドルのバンド”という印象を拭い去って日本で活躍できるかもあやしい。しいて言えば、メンバー全員がゲームやアニメを好むようなので、今後テーマソングなどのタイアップがつけば注目度が高まるかもしれませんね」(音楽業界関係者)

 メンバーはもともと飲み友だちだったといい、田中のTwitterでは、鍋を囲む写真がアップされたり、ゲームやアニメの話題で盛り上がったことが明かされたりと、仲の良さがうかがえる。見方を変えれば、音楽がきっかけではなかったぶん、“仲良しバンド”の粋を出ていない……といえるかもしれない。ネット上の反応を見ると、「売れる前に解散しそう」「押尾学みたいになる未来しか見えない」など冷ややかなコメントも多かった。

 5月5日には、東京・EX THEATER ROPPONGIでのワンマンライブを控えているINKT。バンドの要ともいえるライブで観客を熱狂させることができるのか、注目が集まりそうだ。
(文=成田豊)

最終更新:2015/04/27 08:00
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