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宝生舞の“行方不明”騒動に見た、有名芸能人の「消え方」事情とは?

aRma_0624.jpg『一般社団法人 映像コンテンツ権利処理機構aRma:不明権利者一覧・掲載日時順』より

 一般社団法人映像コンテンツ権利処理機構(aRma)が元女優の宝生舞の行方を呼びかけたことが話題となった。同機構は放送番組の二次利用のため、連絡のつかない出演者(著作隣接権者)の情報提供を求めている。呼びかけからまもなくして、宝生の関係者から連絡があったという。


 宝生舞は1993年にデビューし、テレビドラマに映画、バラエティと幅広い活躍を見せた。はっきりとした顔立ちが特徴的な美女として知られる。2010年5月末日をもって「自分自身をしっかりと確立させるため」に芸能界を引退していた。現在は一般人となっているとはいえ、宝生舞クラスの人間でも連絡が取れなくなることはあるのだろうか。

「基本的にテレビ局は芸能事務所を通して芸能人と連絡を取ります。大手の事務所もありますが、ほとんどは数人のスタッフによる零細企業です。事務所の倒産、合併はもとより、タレント本人の移籍、廃業などで連絡先がうやむやとなることは多いです。芸能事務所の中でもマネジャーが個人的にタレントを抱えている場合も多い。マネジャーに連絡したら、すでに退職しているなんてパターンもある。さらにテレビ局側もスタッフは番組ごとの離合集散で、連絡先が紛失、散逸することは日常茶飯事です。それでも宝生舞さんのような有名人が一時的とはいえ不明となるのは珍しいですね。やはり、すでに廃業しているという事情があったのでしょう」(業界関係者)

 確かに、aRmaの不明権利者一覧に目立つのは、ドラマの端役出演者や、外国人出演者などだ。誰もが知る有名人の名前はあまり見当たらない。

「ドラマの端役出演者は、劇団員などと並行しつつ細々と活動している場合が多い。結局売れないまま廃業というパターンも多いので、連絡がつきにくいのでしょう。さらに外国人出演者は、たまたま日本に来ている時にアルバイト感覚で出たような人たちばかりですから、すでに日本にいない可能性も高い。本人を見つけ出すのは至難の業ですね」(同)

 aRmaは、本人だけでなく家族、遺族、知人まで対象を拡げて情報提供を求めている。往年の名番組をネット配信や、DVDなどを二次使用コンテンツとして楽しむためには、膨大な手間がかかるのだ。

最終更新:2015/06/24 20:00
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