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女優の「俳優」表記で議論…当事者たちが「なくしたくない」「俳優呼びに違和感」と表明

川上麻衣子Instagram

 女優の川上麻衣子が、メディアで肩書が女優ではなく「俳優」と表記されることが増えてきた風潮について「女優はその響きへの憧れもあり、私としては無くしたくないニュアンスがある」と意見を表明。同業の女優から「自分のことを俳優と呼ぶことに違和感」といった声も寄せられ、ネット上で議論を呼んでいる。

 川上は7日、自身のX(旧Twitter)で「最近肩書きを女優から俳優に代える場面が増えてきました。これも時代の流れなのでしょうか。元々男優さんは男優とは表記せず俳優や、役者とする方が多いようです。でも女優はその響きへの憧れもあり、私としては無くしたくないニュアンスがあるのですが、どう思われますか?」と疑問を投げかけた。

 昨今はNHKや大手新聞などを中心に、ポリティカル・コレクトネスなどの観点から男女区別なく「俳優」と表記する傾向が強まっている。保母が保育士に、看護婦が看護師へと名称が変わっていったのと同じ流れなのだろう。だが、川上が指摘したように「女優」の響きの美しさや特別感から、従来の「女優」の呼び方のほうがいいという意見があるのも事実だ。

 また、NHKでも番組内容によっては「女優」表記が使われることがあり、新聞でも同じ紙面で「俳優」と「女優」の表記が混在していることがある。さらに、ドラマや映画のアワードにおいては現在も「男優賞」「女優賞」といった表記が使われており、受賞歴を記載する時は「女優」表記が避けられない。完全に統一されているわけではない上に、メディア側が「意識高そうに見える」という理由で、安易に「俳優」表記にしているケースもあるように見受けられる。

 この川上の意見に対して、フジテレビ系ドラマ『北の国から ’87初恋』で吉岡秀隆演じる純の初恋相手を演じたことなどで知られる横山めぐみが「私も常日頃から考えていることです。自分のことを俳優と呼ぶことに違和感を感じてしまい、自分から発信できる時は女優と言い張っております。女優という言葉の響きはとても美しいと思います」と反応。川上と同じように、女優という肩書にこだわっている同業者はいるようだ。

 その一方、2021年には元AKB48の秋元才加がSNSで「私は女優って肩書きが正直しっくり来なくて色々フラットに考えたいと思った結果、時代の流れもあり俳優表記を事務所の方にお願いしました」と表明。事務所を通じて、各方面に自身の肩書を「俳優」表記で統一してほしいと求めたことを明かしていた。

 これについて、ネット上では「本人が呼ばれたいほうを使えばいいんじゃないかと。個人的には『女優』という言葉の響きはきれいだと思う」「俳優は職業で、女優は生き方のような気がします。優れた女性歌手をディーバと呼ぶように、そこには敬意がある」「本当は『女優』『俳優』どっちを名乗ってもいいよ、っていうのが多様性のはずなのに片一方しか認めない空気あるよね」「薬師丸ひろ子さんの『Wの悲劇』の『顔はぶたないで、私、女優なんだから!』ってセリフ、俳優に置き換えると何か違うと思う」といったコメントが寄せられ、議論が巻き起こっている。

 さまざまな意見を受けて、川上は「とても心強いメッセージありがとうございます!女優という響きの美しさは大切にしたいと改めて思いました!」と思いを告白した。当事者である女優・俳優だけでなく、メディア関係者らにとってもどうすべきなのかを考え続けなければいけない問題といえそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/02/09 18:00
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