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CD総売り上げ日本一のAKB48に冷たい視線……握手・投票券目当ての「ミリオン商法」に“元王者”も便乗!?

akb0403s333.jpg日本一でした

 10日、アイドルグループ・AKB48のCD総売り上げ枚数が3,615万8,000枚となり、B’zの3,580万枚を超えて歴代1位を記録したことが明らかになった。

 アイドルグループとしてどころか、日本のアーティストとしてもトップに君臨したAKB48。総監督である高橋みなみは「活動10周年のタイミングでこのような偉業を達成できたのは、本当にファンの皆様のおかげです」と喜びのコメントを出したのだが……。

 当然のことながら、この記録を「正規の記録とはいいたくない」という声が大半を占めている。

「CDをリリースすればミリオンが当たり前のAKBですが、100万枚売れても実際に購入しているのは何人でしょうかね。購入理由も彼女たちの音楽ではなく、封入されている総選挙の『投票券』、イベントの『握手券』目当て。特に投票券に関しては、好きなメンバーいわゆる“推しメン”を上位に上げるため、数百枚を大量購入しているファンもいる事実すらあります。メインのCDはどうなるかといえば、オークションやゴミ箱行き。これで『B’z超え』といわれても、戦っている領域が違いすぎます。これをCD売り上げといっていいものか、非常に悩ましいですね」(芸能記者)

 秋元康が考案した、ファンがアイドルに近づき、ファンが直接応援もできるというシステムは“ビジネス”としては非常に画期的なようだが、それは“音楽”とは別の話、と捉える声は多い。ネット上でも「あほくさ」「音楽業界は起死回生。ドーピングだけど」などの呆れ果てたコメントが大半。これで「シングル初動売り上げ記録・シングル連続ミリオン記録・シングル総売り上げ記録」の全てがAKB48になってしまったことに対する憤りのコメントも後を絶たない。

 AKB48における“特典”の破壊力は半端ではないようだ。この時流に乗ったのか、「元王者」もついに……。

「B’zが今年の3月4日に発売したオリジナルアルバム『EPIC DAY』(VERMILLION RECORDS)には、10曲を収録した「通常盤」のほか、ライブDVD付きの「初回限定盤」、パソコン用の“ダウンロードカード”が付いた「アナログレコード盤」、さらに、オリジナルトートバッグや、オリジナルマフラータオルなどが同梱された「LIVE-GYM 2015盤」の4種が発売され、全種そろえると1万9,600円もの金額になる特典をばら撒きました。ジャニーズやAKBのようなアイドルならまだしも、ロックバンドとしてここまでやるのは異例。ファンのウケは悪くないそうですが、長く音楽業界の頂点にいたB’zでさえこのような動きをするのですから、日本の音楽業界の先行きは不安ですね」(同)

 今や「グッズの勝負」になりつつある日本の音楽業界。AKB48はその象徴ということだろう。願わくば、せめてもう少し話題になる曲を提供してもらいたいものだ。

最終更新:2018/12/11 12:23
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