日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 進化するかみつき男!スアレス

進化するかみつき男! スアレスの「ファウルにならずに相手を蹴る」方法とは?

ruisu0409『ルイス・スアレス自伝 理由』(ソル・メディア)

 5日に行われたチャンピオンズリーグ1stレグ、バルセロナはホームにアトレティコ・マドリードを迎え、2-1で勝利した。この試合、先制ゴールを決めたアトレティコのフェルナンド・トーレスが、ラフプレーで前半のうちに退場となり、批判の的となっているが、その一方で、バルセロナのルイス・スアレスも“退場になるべき存在”と、現地の放送局で解説を務めた元イングランド代表マイケル・オーエン氏が指摘し、話題となっている。

 問題のシーンは、アトレティコDFのファン・フランがボールをクリアするのを、スアレスが邪魔しようと左足を出した場面だ。あろうことかスアレスは、間に合わなかった左足を軸足にして、右足でファン・フランの股間を思いきり蹴りあげてしまう。普通なら明らかな暴力行為でレッドカードを与えられるところだが、痛がるファン・フランをスアレスがすぐさま抱きかかえ、倒れ込ませないようにしたことによって、審判団はこれを見逃してしまう。一見、ハグしながら謝罪しているようにも見えるが、明らかに事を荒立てないために倒れさせなかっただけだと、オーエン氏は解説している。


「スアレスといえば、ブラジルW杯でのイタリアのキエッリーニへの噛みつき事件を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、実はそれ以外にも二度ほど噛みつき事件を起こしています。他にも、相手サポーターに中指を立てたり、相手選手にパンチしたりと、ピッチ上で数えきれないほどの事件を起こしていて、感情の歯止めが利かないタイプだと思われていました。しかし、今回の股間キックは少し様子が違うみたいですね。今回は、カッとなって相手を蹴ってしまった直後に、すぐさまその場を丸く収めようとしました。カードをもらわないための作戦とはいえ、冷静になったんです。悪童が、狂気と冷静さを両立させ、さらに悪い方向に成長を遂げた瞬間といえるでしょうね。試合を観ていたファンからは『追加制裁を与えろ』『ついにカードをもらわずに人様を蹴る術を見に付けたか』『奴はストレスの発散方法を心得ている』など、さまざまな声が聞こえてきます」(スポーツライター)

 実力だけならメッシにも引けを取らないといわれているスアレス。事実、この股間キックの後に2ゴールを決め、チームを逆転に導いている。来年で30歳になるスアレスだが、ちゃんとした大人になり、子どもたちの見本になるような真のスーパースターになれる日は来るのだろうか?
(文=沢野奈津夫)

最終更新:2016/04/09 18:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【1月期の冬ドラマ、最終回へ】視聴率・裏事情・忖度なしレビュー

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

茂木幹事長「吉野家」の領収書

今週の注目記事・1「『茂木幹事長』の卑しい『...…
写真
イチオシ記事

『R-1グランプリ』全ネタレビュー【前編】

 9日に行われたピン芸人日本一決定戦『R-1グランプリ2024』(フジテレビ系)は、漫談一筋20年の街裏ぴんくが優勝。賞金500万円を手にした。 ...…
写真