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テレビ辛口研究所

好調『逃げ恥』と停滞『地味スゴ』……今期“ヒロインかわいいドラマ”どうして差がついた?

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 29日放送の第8話が平均視聴率16.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下、同)を記録した、新垣結衣の主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)。

 初回から実に10.2%→12.1%→12.5%→13.0%→13.3%→13.6%→13.6%→16.1%と、一度も下がることなく右肩上がりを続け、ますますの好調ぶりである。

 一方、ドラマ開始当初は、「ヒロインがかわいくて人気の2作品が好調」として、『逃げ恥』と並べられ、何かと比較されることが多かったのが、石原さとみ主演の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)だ。

 こちらは、第1話では12.9%と優勢で、以降は11.2%→12.8%→11.2%→11.6%→13.2%→12.5%→12.7%と、12~13%前後の数字を維持している。

 今の時代、もちろんこれは十分な数字ではあるのだが、それでも『逃げ恥』に比べると、数字の上でも、注目度・話題性でも、いつの間にか差がついてきている。

 では、この差は、なぜできたのだろうか? 女性週刊誌編集者は言う。

「『逃げ恥』の新垣さん演じる“小賢しいヒロイン・森山みくり”がひたすら『かわいい』と言われているのに対し、『地味スゴ』のほうは、石原さん演じるヒロイン・河野悦子のキャラがあまりに強烈であるために、『思ったことを素直にはっきり言えて、気持ちがいい』『素敵』と共感・憧れる声が多数ある一方で、どうしても『うざい』『嫌い』という声があるのも一因ではないかと思います」

 また、『地味スゴ』のほうは「本田翼の演技がヘタすぎて見ていられない」などの声も一部にある。

 しかし、「『地味スゴ』は相変わらず好調ですし、評価が下がっているわけでもない。『逃げ恥』の仕掛けのうまさが、差につながってきているだけだと思います」と言うのは、週刊誌記者。

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