日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 西尾まり、“裏かぶり”が可能なワケ

日テレ『崖っぷちホテル!』に出演中の西尾まり、NHKドラマとの“裏かぶり”が可能だったワケとは?

シス・カンパニー公式サイトより

 テレビ業界では、同じタレントが同時間帯の別の局の番組に出演することは、“裏かぶり”と称して、基本的にタブーとされている。最近では、フジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンなう』に準レギュラーで登場していた女優・夏菜が、裏番組となるNHKドラマ『デイジー・ラック』(4月20日放送開始)へ出演するため、しばらく『ダウンタウンなう』への出演を自粛したことが話題になった。

 そんな中、今クール、堂々と“裏かぶり”で2つの別の局のドラマに出ている女優がいる。それは、脇役として、“いい味”を出している西尾まりだ。

 西尾は現在、EXILE、三代目J Soul Brothersの岩田剛典が主演する『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系/日曜午後10時30分~)にホテルの清掃係役で出演中。5月27日に最終回となった、松平健主演『PTAグランパ2!』(NHK BSプレミアム/日曜午後10時~)にもPTA関係者役でレギュラー出演していたため、『崖っぷちホテル!』がスタートした4月15日から7週間、“裏かぶり”していたのだ。

 では、なぜ業界でタブーとされる“裏かぶり”が、西尾に限って容認されたのだろうか?

「西尾はメインキャストではなく、あくまでも“脇役”の1人であったことが大きいでしょうね。脇役なら、そんなに出演シーンも多くありませんから。それから片方がBSであったことも大きい。そして、かぶる時間が午後10時30分からの20分間だけで、まるっきりバッティングしたわけではなかったことも、両局を納得させられた要因でしょう。西尾は昨年、『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)など5本の連ドラにレギュラー出演した超売れっ子。『PTAグランパ!』には、昨年の第1シリーズにも出ていたため、両方とも断れず、やむを得ない事態になってしまったのでしょう」(テレビ制作関係者)

 日テレ、NHKの両局が西尾を必要とした結果とはいえ、“裏かぶり”はやはり好ましいものではない。さして重要ではない役回りだからこそ可能だったといえる、今回の西尾の“裏かぶり”出演。各局から引っ張りだこな存在だけに、この件が今後の仕事に響かなければいいのだが……。
(文=田中七男)

最終更新:2018/06/01 22:00
ページ上部へ戻る
トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『24時間テレビ』強行放送の日テレに反省の色ナシ

「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで197...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真