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川栄李奈、各界から“引っ張りダコ”で「脇役専門CM女王」誕生へ?

川栄李奈 公式インスタグラム(@rina_kawaei.official)より

 元AKB48で、女優として活動する川栄李奈が、テレビドラマ、映画、CM業界から、まさに引っ張りダコの状況で、獅子奮迅の活躍ぶりを見せている。

 その中でも、気になるのは、CM出演の多さだ。川栄はKDDI(au)、リクルートマーケティングパートナーズ、オリックスなどのCMに起用されているが、7月にニホンモニター社が発表した「2018上半期女性タレントCM起用社数ランキング」では、1位の乃木坂46・白石麻衣(14社)、2位・広瀬すず(13社)、3位・有村架純(12社)に次いで、11社で綾瀬はるか、ローラ、渡辺直美と並んで4位タイ。

 さらに、8月初めにビデオリサーチ社が発表した「2018年上半期タレント別広告社数ランキング」でも、15社で白石と並んで4位タイ。ただ、1位タイの綾瀬、有村、広瀬の16社とは、わずか“1差”しかない。

 両社の調査方法が異なるため、CM起用社数に違いがあるが、下半期の活躍度合いによっては、そのどちらかで、川栄が逆転首位に立つ可能性もありそう。ニホンモニター社の調査では、過去7年のCMクイーンは、11年がAKB48(当時)の大島優子、12年がAKB48(同)の板野友美と篠田麻里子、13年が武井咲、14年がローラ、15年が上戸彩、16年が吉田羊、17年にローラが返り咲いた。

 彼女たちは、いずれもアイドル、女優、バラエティの世界で、トップクラスの立場にいたが、女優の世界では脇役専門の川栄がCM起用社数で首位に立てば、異例の“小物CM女王”の誕生となる。

 AKB時代、決して人気上位メンバーではなかった川栄だが、15年8月に同グループを卒業後、16年前期のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に起用され、演技力を高く評価された。その後はドラマ、映画のオファーが殺到し、顔が売れるとともに、CMへの出演も増えていった。

 ドラマでは、4月期には『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)、今期には『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)に出演。現在公開中の映画『センセイ君主』にも出ている。来年はNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』への起用も決まっており、ステップアップを図る好機を迎える。

「川栄がこれだけ売れっ子になった要因は、元アイドルながら、意外にも非凡な演技力があって、なおかつ使い勝手のよさが挙げられるでしょう。現場では制作スタッフからの注文を忠実にこなすため、業界評が高くて、ギャラもリーズナブル。CM業界としても、そこそこ顔が売れていて、好感度も悪くなく、ギャラも安いとなれば、使いたくなるわけです」(芸能関係者)

 10月には初の主演映画『恋のしずく』の公開が控えている川栄。相手役を務めるのは、劇団EXILEの小野塚勇人。これまで脇役専門で活躍してきた川栄だが、同作がヒットすれば、さらにCM起用社数が増えるかもしれない。そうなれば、逆転で今年通期の“CMクイーン”に輝く可能性もありそうだ。

(文=田中七男)

最終更新:2018/08/16 06:00
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