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有力候補がいない今年のレコ大、本命は欅坂46? 新人賞の日向坂46と坂道W受賞が現実味

 秋も深まり、そろそろ年末の動向が気になり始めるころ。音楽業界では毎年恒例の日本レコード大賞の行方について、いろいろな噂が飛び交っている。

「昨年は、DA PUMPの『U.S.A.』や米津玄師の『Lemon』といったヒット曲があるにもかかわらず、いろんな事情もあって乃木坂46の2連覇という形になりました。しかし、今年はそこまで目立ったヒット曲もなく、まだまだわからない状況。フィクサー的存在の某芸能事務所社長が天童よしみを強力プッシュしているとの情報もあって、かなり混迷しています」(レコード会社関係者)

 そんななか、大賞の本命として有力視されているのが、欅坂46だ。

「去年は『U.S.A.』が本命視されていたものの、カバー曲は大賞に選ばれないという、暗黙のルールもあってか落選。乃木坂46の受賞は無難な選択だったと言えるでしょう。その流れでいうと今年も乃木坂46は有力ではあるんですが、3年連続となるとちょっと“やりすぎ感”が出てくる。そうなったら、姉妹グループの欅坂46という線が現実味を帯びてくるということです。欅坂46は今年、初の東京ドームコンサートも成功させているなど実績は十分です」(同)

 ここで問題となるのが、欅坂46のセンターを務める平手友梨奈だ。何かと休みがちな平手次第では、欅坂46の受賞がなくなる可能性もあるという。

「一般的には“欅坂46=平手友梨奈”というイメージがあり、平手がいないと成立しないという現実がある。平手がまた休業でもしようものなら、レコ大サイドとしても欅坂46に受賞させるわけにはいかない、という判断になるでしょう」(同)

 一方の最優秀新人賞についても、坂道シリーズの日向坂46が受賞するのではないかとも囁かれている。

「これまで48グループや坂道シリーズは最優秀新人賞を獲得しておらず、そういう意味では坂道シリーズの運営サイドとしても日向坂46に獲らせたいという思いは強いはずです」(音楽業界関係者)

 しかし、日向坂46の強力なライバルとして、ハロー!プロジェクトの新人グループ・BEYOOOOONDSという存在がいる。

「これまでのレコ大の歴史では、ハロプロの新人グループが最優秀新人賞を獲得するパターンが多く、ハロプロが所属するアップフロントグループとレコ大との関係性も強い。坂道シリーズの運営は、そこに割って入っていく形になるわけです。坂道運営が、“大賞はいただくので、新人賞は譲ります”となれば丸く収まりそうですが、 “大賞も新人賞もいただきます”となったならば、レコ大サイドとアップフロントの関係も悪化しそう。そのあたりはレコ大サイドがどう調整するかにかかってくるかもしれません」(同)

 権威がなくなったと言われて久しいレコード大賞だが、まだまだ業界内での駆け引きの場にはなっている模様。果たして、誰もが納得できる結果を導くことができるのだろうか。

最終更新:2021/12/03 01:20
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