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渡部建、ようやく復帰を正式発表も…多方面に及んださまざまな騒動“余波”

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渡部建(写真/Getty Imagesより)

 お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建の芸能活動再開が今月5日、所属事務所・プロダクション人力舎の公式サイトで発表された。

 2020年6月に複数の女性との不倫疑惑を報じられ、活動を自粛していた渡部。活動再開にあたって渡部は、「私の浅はかな行動により、多くの皆様に大変なご迷惑をおかけしました事、改めてお詫び申し上げます。関係者の皆様、応援してくださっていた皆様、一昨年の報道を見て不快に思われた皆様、誠に申し訳ございませんでした」などと謝罪し、今後について、「いただけるお仕事があれば、ひとつひとつ丁寧に全力で務めて参りたいと思います」との決意を表明している。

 復帰の舞台は、すでに一部で報じられていたが、15日に放送予定の『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)。関東ローカルの同番組は、渡部の活動休止以降、相方の児嶋一哉の単独司会となり、助っ人MCを呼びながら番組をつないでいた。

「渡部の復帰は4日に一部スポーツ紙が報じたが、千葉テレビ内では箝口令が敷かれ、メディアから問い合わせがあっても『知らぬ存ぜぬ』で通すことになっていたようだ。渡部の事務所に問い合わせても、『担当者が不在』の一点張り。だが、どこからか情報が漏れてしまったようだ」(情報番組スタッフ)

 約1年8カ月ぶりの復帰となる渡部。15日放送の『白黒アンジャッシュ』にどういう形で出演するかに注目が集まるが、いずれにせよ、千葉テレビ開局以来過去最多の視聴者数を獲得しそうだ。

 一方、渡部が起こした騒動の余波を受けた身近な人々は明暗が分かれてしまった格好だ。

「相方の児嶋は騒動直後、すぐに自粛してしまい表舞台から消えた渡部の代わりにラジオ番組で謝罪し、さらに苦言を呈したことで好感度が上昇。周囲から同情が集まったこともあって仕事が増え、ソロで十分にやっていけるくらい軌道に乗った。一方、妻で女優の佐々木希は自身が一家の大黒柱になってしまったため、過労気味になるほど仕事を過剰に入れていた。おまけに、ママ友たちとの関係が気まずくなったのか、長男を都内の保育園に通わせていたが、昨年の夏頃に別の幼稚園に転園させてしまったことが報じられた。復帰した渡部にはバリバリ稼いでほしいはずだが、イメージを回復できないうちは、なかなか仕事が入るとは思えない」(芸能記者)

 さらに渡部の騒動は、行政にまで影響を及ぼした。

「国土交通省は昨年2月、ビルや店舗など建築物のバリアフリー設計のガイドライン(指針)を改め、障がい者らが使うトイレの名前を『多目的トイレ』から『バリアフリートイレ』に変えることを促し改正を進めている。通常のトイレで間に合う人が使うケースが相次いでいたため、との改正理由でしたが、渡部の報道が決め手になったのは明らか。渡部は不倫相手のひとりと都内の多目的トイレで性行為をしていたことが暴露された結果、“多目的トイレ不倫”と散々報じられたため、『多目的トイレ』という言葉のイメージがすっかり悪くなってしまいましたから」(全国紙社会部記者)

 復帰を果たしても、渡部の“みそぎ”はまだまだ時間がかかりそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/02/12 06:00
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