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阪神、キャンプでも「拙守」とOBらが痛烈批判…選手のモチベーション低下が深刻?

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写真/Getty Imagesより

 1月31日の春季キャンプスタート前夜に突然、今シーズン限りでの退任発表を行った阪神タイガースの矢野燿大監督。2月1日から選手たちは沖縄県と高知県に分かれて朝から夕方まで練習に励んでいるが、聞こえてくる評判は厳しいものばかりだ。

 昨年はあと1勝届かずに東京ヤクルトスワローズにリーグ優勝を譲ってしまった“矢野タイガース”だが、その最大の要因として挙げられているのが、4年連続12球団ワーストの失策に代表される拙守。キャンプではその守備の弱さの改善にも取り組んでいるものと思われたが、キャンプ中盤の2月17日に行われた守備練習を視察したOBたちは、新聞紙上で次々と痛烈に批判を始めている。

「阪神元監督の藤田平氏は、専属評論家を務めるスポーツ紙で『守備練習ではビデオを回していない』『ノックも同じようなゴロしか打たない』と、選手のみならず担当コーチの力量についても疑問視しています」(スポーツ紙番記者)

 2016年からセ・リーグ3連覇した前広島東洋カープの緒方孝市氏も、評論家を務めるスポーツ紙の取材で阪神キャンプを視察。投内連係において投手・野手を問わず送球がまともに出来ないプレーを「ストライクゾーンに投げ込まないと意味がない」「練習のための練習では意味がない」とバッサリ斬った。

「同じ日の練習風景を見た元監督経験者が同じように指摘するのは、よほど目に余るプレーをしていた証拠でもある。実際、必死に練習している選手の隣で、別のナインが白い歯を見せて笑って集中していないなど、とにかく気が抜けている姿が目立つ。他球団の編成担当者も『これでは開幕したら野球どころじゃないね』と厳しい評価を下している」(スポーツ紙プロ野球デスク)

 せっかく昨シーズンはいいところまでいったのだが、ボスの退任発言が影響しているのか、阪神ナインのモチベーションは低いようだ。マスコミの関心も、選手より矢野監督のほうに向いているようで……。

「取材では、退任発言の真相や今後について、はたまた次期監督など、矢野監督関連の話を選手や関係者から引っ張り出そうとするマスコミが続出。球団担当者の頭痛の種となっていますが、監督自身が言ってしまったことだから助け舟の出しようがない。ただ、退任話は球団のイメージダウンにつながると警戒してか、できるだけ話題をそらすようプレッシャーをかけている」(前出同)

 1月の発表時には、早期の退任宣言について、選手や関係者と同時に「俺のためにもなる」と発言した矢野監督。残念ながら本人の思惑とは真逆の展開となりつつある状況で、まともにシーズンを戦うことはできるのだろうか。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/02/27 06:00
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