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いきなりの公約破りにネットで批判続出! 民主党が”脱・記者クラブ”を反古に

ozawa_hatoyama_0830.jpg民主党大勝の代償は……。

 いよいよ発足した鳩山新政権。時事通信が行った世論調査で74.3%、毎日新聞では77%という高い支持率からも、国民の期待の高さが窺い知れるが、実は一般には見えないところで、早くも公約が反古にされているのをご存じだろうか。

 その公約とは、”記者クラブの開放”。我が国の公的機関や業界団体の取材が、日本新聞協会に所属する新聞・通信社、放送局などで構成された記者クラブ加盟社に独占され、これに属さない外国メディアや雑誌、インターネットメディアの記者は排除されてきたのは周知の通りだが、今年3月、当時、民主党代表だった小沢一郎氏の記者会見の場で、フリージャーナリストの上杉隆氏が「政権交代が実現したら記者クラブを開放するのか」と質問したところ、小沢氏自ら「政治も行政も経済社会も日本はもっとオープンな社会にならなくてはいけない」「どなたでも会見にはおいでくださいということを申し上げております。この考えは変わりません」と回答。記者クラブの開放を宣言したのだ。

 ところが、去る16日に行われた鳩山由紀夫代表の首相就任記者会見では、これまで長らく民主党取材を続けてきた、本誌連載でもお馴染みの「ビデオニュース<http://www.videonews.com/>」をはじめ、インターネットメディアが取材不可に。かろうじて外国特派員や雑誌記者の取材は許可されたものの、記者クラブの説明によれば、これは民主党からの要請に応じて同会がこの会見に限って認めたもので、あくまで特例措置だという。

 ビデオニュースを主宰する神保哲生氏やその場に居合わせた上杉氏によれば、記者証を持たない神保氏は、それまでフリーパスで通ってきたにもかかわらず、まるで犯罪者のように警備に留め置かれたとのことだが、それにしても、小沢氏、鳩山氏と揃って党代表が公言してきた記者クラブの開放が撤回されたのはなぜなのか。

 「(民主党の公約は)一部メディアの圧力と党内守旧派によって握りつぶされた」──こう断言するのは、山口一臣「週刊朝日」編集長だ。

 山口氏は、ネット連載「ダメだめ編集長日記」の中で、記者クラブを形成するメディアが経営幹部から一線記者まで動員し、大手新聞社首脳が鳩山由紀夫代表に直接電話を入れたほか、秘書や側近議員の籠絡を担当した記者もいたと指摘。その際、「新聞、テレビなどのメディアを敵に回すと政権が長く持ちませんよ」という殺し文句を口にしていたという。

 日頃、既得権益者としての霞が関を厳しく批判している大手メディアとは思えない、呆れた自己保身だが、山口氏によれば、彼ら記者クラブの意を受けた平野博文官房長官や藤井裕久財務相が”記者クラブ開放潰し”に動いたとのこと。とはいえ、歴代代表が「今後も会見の場で上杉氏の取材に応じる」と明言した手前、雑誌メディアと上杉氏がかつて所属していた外国メディアにも門戸を広げざるを得なかった、というのがコトの経緯のようだ(しかも、これすら特例措置というのだから、今後も開放される保障はない)。

 記者クラブを開放しようがしまいが一般国民には関係ない──平野氏らがそう考えたのかどうかはわからない。ただ、前述の上杉氏や神保氏、山口氏ほかがネット上でこの問題を明らかにするや、ネットユーザーたちはすぐさま反応。社会学者・宮台真司氏や元ライブドア社長の堀江貴文氏などもそれぞれのブログで批判を展開し、「こんな小さな約束すら守れずに、霞が関と闘えるのか」といった声は、今も広がり続けている。

 もっとも、テレビ局や新聞社といった記者クラブ加盟社がこうした事態を報じることはまずないだろうが、果たして、民主党は70%を超える高い支持率のもとに、このまま公約破りを続けるのか。

官僚とメディア

旧態依然。

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最終更新:2009/09/18 17:43
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