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"浪花の戦場ジャーナリスト"

西谷文和が永田町で吠えた? 衆院会館でアフガン取材の現地報告会を敢行!

nishi_1129_01.jpgカブールの避難キャンプで現地報告をする西谷氏。自身6度目のアフガン取材となる。

 渡部陽一の大活躍(?)でにわかに注目を集め始めた「戦場ジャーナリスト」。砲弾が飛び交う戦場を駆け回り、世界中へニュースを発信する命がけの職業に、日本中の老若男女から熱い視線が集まっている。

 そんな中、”浪花の戦場ジャーナリスト”としてテレビ朝日系『報道ステーション』にたびたび登場し、「月刊サイゾー」でもお馴染みの西谷文和氏が、この10月に自身6度目のアフガニスタン取材を敢行。その報告会がこの11月24日、衆議院第一会館会議室で行なわれた。

 これまでもISAF(国際治安支援部隊)軍による度重なる誤爆で死に続ける現地一般人の悲劇や、その報復のためにタリバンへ”入隊”して「ニュータリバン化」する農民の現状など、アフガニスタンで起こっている「今」を発信し続けてきた西谷氏。今回は、冬を迎えて夜の気温が氷点下まで下がる首都カブールの避難民キャンプや、市内のインディラ・ガンジー子ども病院、ISAF軍基地本部、アフガニスタン警官訓練所などを取材するとともに、自身が代表を務めるNGO「イラクの子どもを救う会」に集められた募金による食糧や医薬品を届けた。

nishi_1129_02.jpgカラシニコフで対タリバンを想定した射撃訓練をするアフガン軍兵士。
教官は米兵やイタリア兵などのISAF。
nishi_1129_03.jpgISAF軍やアフガン軍の基地周辺には大手ゼネコンの社屋が立ち並ぶ。
日本からの支援金の多くもここへ流れているという。

 報告会では、劣化ウラン弾の影響が指摘される奇形の赤ん坊や白血病の子どもなど、西谷氏が現地で撮影した衝撃的な映像が流された。さらに同氏は、同病院内のやけど専門病棟の現状にも触れ、貧困な一般家庭では狭い室内で薪を使って熱湯をわかすために、乳幼児が触れて大やけどをする例があとを絶たないという実態を紹介した。西谷氏は言う。

「日本は今年から5年間で最大約50億ドル(約4,000億円)の対アフガン支援が決まっていますが、多くは基地関連工事で大手ゼネコンにわたり、カルザイ政権の汚職に消えるでしょう。アフガン問題は決して日本と無関係ではないことを多くの日本人に知ってほしい。病院でも薬品が激しく不足しています。火傷に効くのは『アブダミン』という薬で、体の内部からたんぱく質を作り、新しい皮膚の創出を助ける働きがあるのですが、これがけっこう高い。我々(NGO「イラクの子どもを救う会」)の資金ではとても満足いく量を買い出せなかった。50億ドルの少しでも、直接ここへまわせるシステムを作るように、これからも外務省や国会議員など、さまざまな方面へ働きかけていくつもりです」

nishi_1129_04.jpg先天性奇形の乳幼児が増えている。
「劣化ウラン弾の影響か?」の問いに現地医師は「誰もがそう思っている」。
nishi_1129_05.jpg熱湯を浴びて火傷をする乳幼児が後を絶たない
(インディラ・ガンディー子ども病院火傷病棟にて)。

 外務省国際協力局によれば、50億ドルのうち、すでに約10億ドル(約1,061億円)の支援を実施済みで、治安能力向上へ向けた警察支援や、元タリバン兵士の社会統合支援などを行ってきたという。しかし、今年3月の国連事務総長報告では、09年の月平均治安事件発生件数は960件となり、前年比で約30%も増加。さらに、従来安定的と見られていた地域への武力衝突の拡大により、09年の民間人死者数は、01年タリバン政権崩壊後最悪となる2,412人(前年比14%増)となるなど、今後の見通しは依然として余談を許さない状態が続いている。
(文=浮島さとし)

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●にしたに・ふみかず
1960年生まれ。大阪府吹田市役所勤務を経てフリージャーナリストへ。イラクやアフガニスタンを取材し、テレビ朝日系『報道ステーション』などで戦争の悲惨さを訴えている。NGO「イラクの子どもを救う会」代表として現地の子どもへ医療・食糧支援を行なっている。2006年度平和協同ジャーナリスト基金大賞を受賞。2010年10月に、自身6度目となるアフガニスタン取材を終えた。「イラクの子どもを救う会」HP<http://www.nowiraq.com/>

報道されなかったイラク戦争

こちらも体張ってます。

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最終更新:2010/11/30 21:34
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