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「ネタがなければ他誌のスクープを焼き直せ」芸能マスコミの仁義なきスキャンダル戦線

『IQUEEN VOL.1 長澤まさみ』(パルコ)

 4日付けのサンケイスポーツで、EXILEのパフォーマー・AKIRAと女優の長澤まさみが破局していたことが報じられた。

 2人の交際は今年4月に同紙のスクープで発覚。同着でスポーツ報知も2人の熱愛を報じたが、同紙はわざわざ破局原稿の文頭に「4月にサンケイスポーツの報道で交際が発覚した」との一文を入れた上で、破局したのは6月下旬ごろで、話を切り出したのはAKIRAの方だったとしているのだが……。

「2人の破局は、先月下旬に発売された『週刊文春』(文藝春秋)ですでに報じられている。同誌では熱愛発覚後の6月、長澤は『自分は恋愛がちゃんとできていない気がする。結婚とかも当分無理だなぁと思う』と漏らしていたと言い、そのころにはすでに関係がしっくりいっておらず、7月に入ってから長澤がAKIRAに対し、『もうこれ以上は無理』と別れを告げたようだと報じている。サンスポはAKIRAから別れを切り出したという”新事実”が掲載されているが、破局したという事実は『文春』が先に報じているから何とでも”焼き直し”して記事を書ける」(スポーツ紙デスク)


 この記事が掲載された背景にはこんな事情があったという。

「先日、報知が一面で小林幸子の結婚をスクープしたが、どこかがスクープを飛ばすと、スポーツ紙が”スクープ合戦”の様相を呈すため、各紙はネタの仕込みに必死。おそらく、サンスポではこれまで数々のスクープを飛ばしてきたYデスクが先頭に立ってスクープを探していたが、自身が熱愛をすっぱ抜いたAKIRAと長澤の破局で勝負したのでは。『文春』の記事を見逃したわけではないだろうが、どこのスポーツ紙も後追いしなかったので、掲載に踏み切ったのだろう」(同デスク)

 とは言え、週刊誌や女性誌に掲載されたスクープをほとぼりが冷めたころにスポーツ紙が”焼き直し”して掲載することはよくあることだという。

「先日も報知が大森南朋と蒼井優の破局をスクープしたが、2人の破局は5月末に『女性セブン』(小学館)で報じられていた。同誌によると5月に2人が大ゲンカしそのまま別れたとされていた。ところが、報知にはわざわざ”5月末に一部週刊誌に破局を報じられたが、2人の知人は『ギクシャクしていたのは事実だが、この時は、まだ交際は続いていた』と明かす”との『セブン』の記事を否定するような一文が掲載されていた。スポーツ紙の場合、記者は会見やイベント取材がメインで積極的に独自ネタを収集しなくても紙面が埋まるし、スクープは関係者の”天の声”で降りてくることが多い。それなのに、”焼き直し”までされては商売にならない」(週刊誌記者)

 しかし、”焼き直し”が見過ごされるのにはそれなりの理由があるというのだ。

「デスクレベルはしっかり週刊誌を読み込んで情報収集しているが、部長やその上のクラスになると他紙は読んでいるが、あまり週刊誌の芸能ネタはチェックしていない。だから “焼き直し”とは知らずに掲載にゴーサインを出す。とは言え、一般朝刊紙にしても、週刊誌がすっぱ抜いた政治や事件記事のネタをさも自分たちが取材したかのように”焼き直し”することはよくあることだが」(同)

 AKIRAと長澤の破局ネタを”特オチ”してしまった他紙はさぞ悔しいに違いない。

IQUEEN VOL.1 長澤まさみ

やっぱりニノがいい?

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最終更新:2013/09/11 16:37
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