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【特集】AKB48 27thシングル選抜総選挙

2011年公演最多出演のAKB48研究生・伊豆田莉奈ヒストリー 笑顔の裏に隠された12ポジションの苦悩

「(伊豆田が)まゆゆのアンダーを久々にやった時、口では『大丈夫です!』と言ってたから、『さすが、いずりな。できる子だな』と思ってたら、自己紹介MCでしゃべる時に足がめっちゃ震えてて、『あ、まだ15歳だもんな。もっと支えてあげなきゃ』って思いました。いずりな! ひとりじゃないよ!! みんな仲間だ」

 同じ状況を経験した先輩からのエールと、熱意あるファンの声援に包まれ、少女はひとつ大人になったのだった。

■チームB昇格フラグからのまさかの展開

 2012年3月23~25日には、コンサート『業務連絡。頼むぞ、片山部長!in SSA』が開催される。伊豆田は、チームBの空いたポジションを担当しており、一部のファンの間では「いずりなのチームB昇格フラグ」ともてはやされていた。同様にチームKには12期生・大森美優が参加し、公演に励んでいる二人の昇格はファンからは順当なものだとウワサされた。

 だが、2日目の24日に衝撃の発表が行われた。チーム4への追加メンバーが明かされるが、そこに伊豆田の名前はなかった。さらに、松井珠理奈のSKE48チームSとAKB48チームKの兼任、渡辺美優紀のNMB48・チームNとAKB48・チームB兼任というサプライズがもたらされた。その翌日には前田敦子の卒業も発表され、波乱の展開でコンサートは幕を閉じた。だが、伊豆田はGoogle+でチーム4に昇格したメンバーたちにエールを送り、改めて自分を律して、決意を語ったのだった。

「本当におめでとう! そして莉奈も頑張るから頑張って欲しい! 自分に足りないものをなくして少しでも上にあがって行けるように絶対に諦めたくないです! 周りには沢山のメンバーさんがいるしスタッフさんがいるしそして皆さんがいるので心強いです!」

 チーム4が16人揃い、彼女が昇格できる場所はなくなった。だが、秋元康総合プロデューサーはAKB48から5番目となる新チーム・チーム8の結成構想があることを発表し、新たな望みが生まれたのだった。そんな伊豆田には、先輩から励ましの声が届き、仲谷明香はGoogle+で「いずちゃん(伊豆田)が頑張ってること、みんな知っているでござる」と激励した。さらに、コンサートの翌日の劇場公演では、チームB公演を行い、そこで前日までのコンサートの話になり、伊豆田が「3日間チームBさんのステージに立てたことが本当にうれしかった」と語ると、メンバーから「ありがとう」と声が上がり、河西智美が伊豆田にこう語りかけた。

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