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【『ニコ生ナックルズマガジン』出張版】「六本木フラワー事件」8人起訴の今後

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 最初に犠牲者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 六本木フラワー事件の逮捕者がいまだ逃亡中の見立真一容疑者を含めた8人を、傷害致死で起訴される運びとなった。確かに、殺意があったかと言われればあまりにも杜撰な犯行だったと思う。

 防犯カメラに自分たちの素顔を晒してしまっている点。また逃亡の際、Tシステムがある高速道路を使用している点。そして、当時200人はいたとされる「フラワー」内にいた客の衆目の中で襲撃している点などを見ると殺意はなかったのかも知れないと感じる。当時から「ノリでやったんじゃないか」という見方もあり、今思うとその見方も捨てきれない。

 またクラブへの襲撃は、彼らがまだ20代の頃からの得意手段であり、イベントを潰す事によって、関東連合に対する恐怖を客たちに与えていった。結果「渋谷・六本木のクラブは関東連合が仕切っている」というイメージを植え付けていく。

 今回の事件も当初から、そのやり方を鑑みれば「やっぱり関東連合だった」という人間は多少でもアンダーグラウンドの世界や関東連合に触れた者だったら見当をつけていたはずである。

 警視庁はそのメンバーなど実態の全てを把握しているとは思えなかったが、8人のみ起訴というニュースを聞いて、そうでもないのかなと感じた。

 つまり年代から見て30半ばから20代後半が関東連合と言えるメンバーで、それより下の年代は関東連合の後輩か、地元杉並の後輩と位置づけられるからだ。8人に絞ったのはその事を把握したのか、と推測した次第である。

 当ブロマガでは指摘済だが、これを初めて読む方のためにもう一度、ざっと関東連合とは何か、について振り返ってみたい。

 関東連合と一口に言っても、一枚岩ではない事、そして関東連合「系」と言われているチームも含めて、概念としての「関東連合」僕らの頭の中で成立している点。

 もう一度おさらいしておくと1980年代後半に世田谷の豪徳寺や上町を中心とした「小次郎」という暴走族が実質的に復活。「小次郎」という名だけだとイマイチ分かりにくいので、元々1970年代に結成された関東連合に属している点に着目し、「関東連合上町小次郎」と名乗り始めたのが現在の関東連合である。そこへ1970年代当時から有名だったブラックエンペラーや鬼面党、メデューサ、マッドスペシャルなども併せて「関東連合」と名乗り始めるようになる。

 前述したように、渋谷・六本木などのクラブを支配した点が大きかった。まだヤクザが目をつけていないシノギがそこには転がっていたからである。結果、ギャル業界やAV業界に進出する足がかりを作った。

 ここで、闇カジノなどに手を出せば自分たちの縄張りを荒らされたとして、ヤクザが手を出した可能性もある。これは戦後の愚連隊「三声会」が歌舞伎町で猛威をふるっていた時、飲食店からのショバ代を取るまでは黙認していたヤクザも三声会が賭場を開くようになったのをさすがに看過出来ず、三声会のトップを殺害した事を想起させる。

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