離婚発表の鈴木紗理奈とTELA-C レゲエシーンでの評価とは?
リアルサウンド
Up and Comingという言葉が結実し、MUNEHIROは2007年にユニバーサルミュー ジック内に創設された新たなレーベル:FAR EASTERN TRIBE RECORDSへと籍を移しメジャー・デビューを飾り、同じくTELA-Cも同年に同レーベルからメジャー・デビューを果たすことになる。互いのメジャー初仕事はINFINITY16名義のシングル「いつまでもメリークリスマス」だが、奇しくも先頃、紗理奈が離婚発表後にTELA-Cとの2ショット写真をブログにアップした内容は、長男のクリスマス発表 会での出来事で、確かに“いつまでもメリークリスマス”を有言実行している形となっている。
INFINITY16と言えば、ゲスト・ディージェイ/MC/ボーカルを招くスタイルの “Welcomez”スタイルで知られているが、これまでにMUNEHIROをウェルカムした曲 には前述の「いつまでもメリークリスマス」(2007年)、「輝きをもう一度」 (2008年)、「あなたが好き」(2010年)、「オンナ Forever」(2012年)の4 曲が存在する。紗理奈は「10年間ともに時間を過ごしてきました。これからもは同じ音楽をやる仲間として尊敬する気持ちは変わりません」と述べ、TELA-Cは「同じ音楽を愛し、同じステージに立つMUNEHIRO(鈴木 紗理奈)を尊敬する気持ちはいままで通り変わりません。そして、息子に対しては父親としての責任を果たし、必ず守って行く事をここで誓います」とブログに綴っているが、夫婦という形を終えても仲間として“輝ける”ことを祈り、いまなお“あなたが好き”であることが互いの文面から読み取れる。
MUNEHIROは今年6月にプロデューサーにDAISHI DANCE、ゲストにKENTY GROSSを招いたシングル『ANKORA』(浮気に対して「あんこら!」と関西弁で叱りとばす楽曲だが、あくまで離婚原因はすれ違いの生活ということで)をリリースし新境地を開拓。国内ハウス・シーンを背負って立つDAISHI DANCEだけに、イントロを聴いたときは流麗なハウス・ミュージックが始まると思いきや、まさかの“ダンスホールEDM”という華麗なる裏切りで驚かせてくれた(12月11日には配信シングル「Don’t Touch」のリリースが控えている)。一方のINFINITY16は、2014年が活動20周年の節目を迎え、そのアニバーサリー・イヤーに先駆けて12月18日に既発曲にオーケストラ・アレンジを施した『Lover’s Remixes』をリリースする。両者、順風満帆だ。
マイナスなイメージがつきまとってしまう離婚問題で世間をにぎわすふたりだが、幸か不幸かはさておき、強いて言えば束縛される結婚生活から解き放たれ、音楽活動にさらなる本腰を入れることができるチャンスでもある。そう、互いの今後のアーティスト活動はポジティブなヴァイブスに満ち溢れている。「MUNEHIRO」の“オンナ Forever”の第二幕は、これからだ。
(文=佐藤公郎)
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