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週刊!タレント解体新書 第36回

プロレスラーがバラエティで決して負けない3つの理由 日テレ『ダウンタウンDX』(11月12日放送)を徹底検証!

choshu1117.jpg長州力オフィシャルサイトより

 2015年11月15日、両国国技館にて、ひとりのレジェンド・レスラーがリングを去った。男の名は天龍源一郎。プロレスファンならずとも、一度は名前を聞いたことがあるのではないか。数々の団体を渡り歩き、多くの革命を起こしてきた”ミスター・プロレス”。昭和のプロレス界を駆け抜けていった昇り龍は、超満員の観客の涙と笑顔とともに、リングを後にしたのだった。

 そんな天龍が引退試合の相手に選んだのは、新日本プロレスに所属するオカダ・カズチカ。ゴリゴリの昭和気質あふれる天龍とは対照的に、甘いマスクに高い身体能力、数多くの派手な技を駆使するオカダは、まさに平成プロレスの申し子ともいえる。この両者が果たしてかみ合うのかという声もあったが、実際に闘ってみたら、まさにこれこそが天龍の最後の試合にふさわしいと思える名勝負であった。昭和プロレスと平成プロレスのハイブリッドが、確かにこの試合には存在していた。

 さて、昨今のバラエティでは数多くのプロレスラーが出演することが多いわけだが、これらの番組でもまた、昭和と平成のハイブリッドが行われていると言っても過言ではない。この1週間だけを振り返ってみても、11月10日放送の『ペケポンプラス 2時間SP』(フジテレビ系)には飯伏幸太(DDTプロレスリング&新日本プロレス)と高木三四郎(DDTプロレスリング)、11日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)にはスーパー・ササダンゴ・マシン(DDTプロレスリング)、12日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)には長州力(リキプロ)と真壁刀義(新日本プロレス)が出演と、ゴールデン&プライムの時間帯にこれほど多くの、かつ世代を越えた多様なプロレスラーが出演しているというのは、ただごとではない。

 かつ重要なのが、これらの番組ですべてのレスラーがそれぞれ重要な役割を任され、その上でしっかりと結果を残しているという点にある。バラエティ番組においても、プロレスラーは決して負けない。実際、トークバラエティにおけるプロレスラーの重要性は、ここ数年で確かに増しているといえるだろう。それではなぜ、プロレスラーはバラエティ番組においても強いのか? ここでは、12日に放送された『ダウンタウンDX』に出演した長州力のすごさを検証してみたい。

(1)確実にダメージを与える得意技がある

 プロレスは、一発の技でいきなり試合が決まるという種類のものではない。試合を組み立てるためには、ある程度のダメージを相手に何度か与える必要がある。トークバラエティにおいてはつまり、確実にある程度の笑いが起こるエピソードトークがその技に当たる。試合を決める一発の爆笑トークではなく、プロレスラーという非常に特殊な職業ならではのエピソードトーク。この数と質において、プロレスラーの右に出る者はいない。

『ダウンタウンDX』においては、長州の後輩である真壁がその役割を担っている。アントニオ猪木から、氷の入った水槽に入るよう言われたというエピソードは、猪木がそのことを異常だと思っていないからこそ、一般視聴者にとっては確実に笑えるエピソードになる。そんな猪木が、長州の引退興行で突然自分も引退すると言いだし、長州がそれに対して「訳わかんなかったですね」と素朴に語る様子もまさにプロレスラーならではであり、特に昭和時代のプロレス業界においては、こういったすべらない話が山のように存在している。

 特に昨今のトークバラエティにおいては、エピソードトークをどれだけ持っているかがゲストとしての強さを示すバロメーターだと言っても過言ではない。そういった意味で、過剰な人間ばかりが集まるプロレス業界は、エピソードトークの宝庫だ。それを視聴者にしっかり説明できる人間がいれば、確実に笑いは起こるわけで、そりゃゲストに呼ばれるだろうという話だったりするのだ。


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