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3億円? 5億円? “ゲス不倫”でCM10社が飛んだベッキー「損害賠償額」実際には……

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 ロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音との不倫騒動で休業発表となったタレントのベッキーには、契約途中のCMが差し替えになるなどした損害賠償も話題となったが、「女性自身」(光文社)など一部メディアでは、その額が5億円とも報じられ、これはCM出演料の総額などから算出したものだとされる。

 さらには、所属事務所サンミュージックの経営も危なくなるという報道まであった。実際のところはどうなのか、CM契約に携わる広告代理店の営業マンに聞いてみた。

「個別の事案については言えませんが、芸能人の不祥事が出てCM契約に影響した場合、その対応に一番追われるのは我々広告代理店なんですよ。企業とタレントの仲介をしているのは、そうした役目も担っているからです。企業側は、こういうときイメージを気にして積極的に損害賠償の話はしませんが、実際には損害が出ているわけなので、そこで我々代理店の人間が話をしていきます。ハッキリ言いますけど、僕らは賠償させることには積極的。仲介とはいえ、僕らにとってお客様はお金を払う側の企業の方ですから、そのお客様の損害をしっかり補填させる義務があるんです」

 この話に沿って考えれば、ベッキーの不祥事に対して、たとえCMスポンサー側が「仕方ない」と半ばアクシデント気味にとらえていても、広告代理店は「いやいや賠償はさせますよ」という姿勢をとるということ。ただ、その賠償額は「話し合いの余地がある」と営業マンは話す。一部報道で、CM契約1,000万円で問題が起きたものは倍額の2,000万円を回収するという記事があったが「それはまずない」と営業マン。

「問題のなかった使用期間もあったわけですから、CM放送を開始した直後でもない限り、その期間は割り引いて損害を算出します。ベッキーさんの場合、今年1月で契約満了だったものがあるので、大半の期間は無事に終えていたと見ることもできます。いずれにせよ、慎重に数字を算出して提案をしていくものです」(同)

 ただ、スポンサー契約の損害はCM放送のみならず、販売促進のポスターやノベルティグッズなどが無駄になる実害もあるはずだ。

「確かにグッズなど配布できなくなった分などもあれば当然、損害を算出しますよ。ポスターに関しては通常、猶予期間というのがあって、新たなポスターに張り替えるまでは契約期間外でも掲示したままになったりもするんですが、もし撤去だけに時間と労力を割くとなれば、経費は高くつきますよ。こういったことも各社ケースバイケースになりますね。ただ、いずれにせよ労力が余計にかかることではあるので、損害の実費のみ払って終わりというわけにはいかないです」(同)

 結局、営業マンの話では「10社の契約が無駄になったとしても、さすがに5億円もの損害賠償は考えにくい」とのことだったが、それでも所属事務所が被る賠償額は小さくはなさそうだ。

「問題はそれ以上に、そのタレントを今後、使いにくいということでしょう。ベッキーさんが今後仕事に復帰されても、もう2度とCM契約を10社も抱えるようなことはないと思います。もし番組スポンサーが難色を示せば、テレビ番組の起用もなくなります。有力タレントひとり潰れると事業計画が崩れるので、所属事務所は一気に経営難とまでは言わずとも苦しいとは思いますよ」と営業マン。

 昨年まで年収1億円は下らないといわれてきたベッキーだが、所属事務所の大赤字に今後、なんらかの責務を負わされてもおかしくはなさそうだ。
(文=片岡亮)

最終更新:2017/05/15 20:30
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