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「息子に一生会えない……」むせび泣く清原和博容疑者を阻む、アメリカ入国の“壁”

「息子に一生会えない……」むせび泣く清原和博容疑者を阻む、アメリカ入国の壁の画像1

 元プロ野球選手の清原和博容疑者が逮捕されて1カ月が経過、薬物常用者にとっては「切れ目」と呼ばれる禁断症状による消耗状態になるといわれる時期だが、捜査関係者からは「『息子に一生会えないのか』と、半泣き状態になることもある」という話が聞かれる。

「本人はあえて新聞やテレビのニュースを避けているようにも見えるんですが、日の当たる場所に出られる運動の時間などで、ほかの被留置者から聞かされたりして、どうしても耳に入ってくるらしく……」(同)

 清原容疑者が知ってつらかったのは、おそらく元妻のモデル、亜希のもとにいる2人の息子がアメリカのニューヨークに留学すると報じられていることだろう。現在2人は超名門校といわれる小中学校にそれぞれ通っているが、同じ系列のニューヨーク校に留学するという。

 子どもたちがもし留学した場合、清原容疑者とは絶縁状態になる。休みに一時帰国することはあっても、エスカレーター式に進む同国の大学卒業まで、基本的にアメリカ在住となるはずで、愛する子どもたちに会うためには、清原容疑者が海を渡らなくてはならない。だがそのアメリカは、薬物の前科を持つ人間の入国がかなり厳しいことで知られる。

 アメリカは近年、出入国カードに代わって事前の電子渡航認証システムESTAを採用しており、申請の際には「これまでに不道徳な行為に関わる違法行為、あるいは規制薬物に関する違反を犯し逮捕されたこと、あるいは有罪判決を受けたことがありますか?」「規制薬物の不正取引をしたことがありますか?」といった質問に答えなくてはならず、その回答が「はい」の場合、ビザなしでの渡航は認められないことが通例。その場合、大使館でビザ発給を受けなくてはならないが、こちらは事前審査で領事による面接が必要となり、薬物の前科がある場合は厳しく質問を受ける。

 少しでも不安要素があれば承認はされず、仮に承認されたとしても入国できる保証はなく、飛行機で現地に着いてから入国を拒否されるケースも珍しくない。いずれにせよ、100%アメリカに渡れる保証はなくなるのだ。

「そもそも亜希さんが留学先にアメリカを選んだのは、子どもたちを元夫に会わせないため。亜希さんは将来、再婚することがあったら、その男性を息子たちの父親代わりにしたいとさえ考えているようで、今後、息子たちが実の父親と一生会えなくてもいいぐらいに思っている感じ」(芸能関係者)

 実際、亜希は今月、人気ブランド「EFFE BEAMS」とのコラボで、オリジナルブランド「AK+1」を立ち上げる。これはアメリカ生活を見据え、モデル業をセミリタイヤして実業家に転身するための第一歩だという。

「事件のとばっちりで、モデルの需要自体が減ったでしょう。亜希さんは、すぐに息子たちの留学と実業家への転身を決めたと聞きます。モデル活動からブランドプロデュースにシフトしていくということですが、普通なら準備に半年はかかる話。それを瞬間的にまとめてしまうので、その行動力には関係者みんな驚いているんです」(同)

 オンナと薬物に溺れた自業自得の果てに留置場ですすり泣く清原容疑者に比べれば、元妻、亜希のほうは全盛期の番長をも超えるたくましさだ。
(文=ハイセーヤスダ)

最終更新:2017/05/16 19:19
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