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ITライター柳谷智宣の「賢いネットの歩き方」第96回

違法コンテンツのオンパレードで、警察も常時監視中! 興味本位で「ダークウェブ」にアクセスするべからず

20160317.jpg「アルファベイマーケット」という、ダークウェブ上のショッピングサイト。

 3月3日、愛知県警はダークウェブで銀行口座を売ろうとしていた男性を逮捕したと報じられた。以前、「>ありとあらゆるダークサイト情報が満載! 賢い『ディープウェブ』の歩き方」で取り上げたダークウェブの注目度が上がっているようだ。まずは、軽くダークウェブのことをおさらいしてみよう。


 現在、一般的に使われているインターネットは「サーフェス(表層)ウェブ」と呼ばれ、ネットのごく一部なのだ。Googleなどのサーチエンジンが巡回してインデックスを作り、ユーザーは検索してウェブサイトにアクセスできる。そのほかの大部分を占めるのが「ディープ(深層)ウェブ」。検索エンジンからはアクセスできないデータベースなどが大半を占める。「ダークウェブ」とはディープウェブの中で、ユーザーが情報やコンテンツを交換、販売するサイト群のことを指す。

 ダークウェブは通信経路を暗号化しており、捜査機関でもユーザーの情報を特定できないとされている。そのため、ありとあらゆる違法コンテンツがダークウェブ上にあふれ返った。もちろん、営利目的のサイトがほとんどだが、ビットコインを使っているので、こちらも匿名で取引できると思われている。

 調査目的で、日々さまざまなダークウェブサイトを巡回しているが、想像を絶する無法地帯だ。麻薬から拳銃、ウイルスからウイルス作成ツールまで、しっかりとしたショップページで購入できる。もちろん、日本から購入しても税関で発見され、購入者は逮捕される。この種のニュースは定期的に出るのでご存じだろう。

 問題は、日本国内で取引できる違法コンテンツだ。数少ない日本語のダークウェブ掲示板では、薬物売買のスレッドが数え切れないくらい乱立している。少数だが、冒頭で紹介したような銀行口座の販売もされている。当たり前だが、警察はばっちりチェックしているので、くれぐれも手を出さないように。

 ダークウェブを使っていれば逮捕されることはない、という間違った知識で無茶をするユーザーがいるが、しょっちゅう逮捕者が出ていることから学ぶべき。しっかり暗号化された環境からアクセスしないと、匿名性は担保されない。情弱が適当にダウンロードしたアプリを使い、自分名義のスマホからアクセスするのでは「捕まえてください」と言っているようなもの。ビットコインの送受信やブツの授受、携帯電話番号やメアドなどの連絡手段からも身バレする可能性はある。

 もちろん、ダークウェブすべてが悪ではない。Facebookも、ダークウェブ版のサイトを用意している。政府の検閲下にあっても、アクセスできるようにするためだ。とはいえ、日本では必要ない。

 ダークウェブにアクセスする情報は日本語のウェブサイトでも見つかるが、くれぐれも気軽に手を出さないこと。見るだけならともかく、何かを購入したり、物々交換をしてはならないことは肝に銘じておいてほしい。
(文=柳谷智宣)

最終更新:2016/03/22 12:49
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