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じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

シャンシャンブームに物申す!! 読めばパンダが嫌いになる? パンダマンガ3選

 上野動物園に新しく生まれたジャイアントパンダ「シャンシャン」のブームがスゴいですね!! 久々のパンダのお祭り騒ぎで、日本人のパンダ好きが改めて証明された感じです。なんでも観覧希望者の抽選倍率が40倍とか……。

 マスコミも連日の加熱報道で、木から落ちた! とか、自力で排便できた! とか、フンに竹の葉が混じっていた!! とかとか……文字通り尻の穴まで覗くレベルの密着取材。もはやパンダのプライベートはゼロですよ。

 ところで、こんなに人気のパンダですから、当然ながらマンガの世界でもパンダをフィーチャーしたマンガというのがいろいろあります。本日はそんなパンダマンガたちをご紹介したいと思いますが、もしかしたらこれらを読んだらパンダのことが嫌いになってしまうかもしれません。

■『ささひと』(花月仁/日本文芸社)

『ささひと(1)』(日本文芸社)

 下野動物園で生まれたパンダ「ロンロン」のお話。まさしく今のシャンシャン同様、かわいらしい赤ちゃんパンダの登場で日本中に「ロンロン」ブームが巻き起こるのですが、なんと成長するにつれて二足歩行で歩き、人の言葉をしゃべり始め、人間並みの知能を持ち始めるのです。そして天才パンダ「ロンロン」は一般家庭の養子となって、小学生「鈴木笹人(ささひと)」という名前で生活を始めます。

「笹だけは食べさせないで。嫌いなんだあれ臭うから」

「二度とパンダ扱いするな、絶対にだ!!」

 などと、どうみてもパンダなのに、パンダらしからぬドギツいセリフをしゃべるささひと。

 しかし、巨乳の美女を見つけると、普段のクールな態度が180度豹変。全力で愛玩動物を演じ、かわいさ全開でにじり寄ったあげく、オッパイに顔をうずめたり、むしゃぶりつくというエロパンダぶり。その一方で、男子や貧乳の女子に対しては、冷たくそっけない態度をとるという二面性を持っているのです。

 そう、この作品に出てくるパンダは、かわいいのに中年スケベオヤジのようなエロさと性格の悪さを兼ね備えた、パンダのイメージを覆す胸糞悪いパンダ物語だったのです。

 中学生になると、童貞を卒業したささひとは、そのエロパンダぶりがさらにタチが悪くなり、インターネットを使って「パイパイ会員」なるファンクラブを作り、自分だけの巨乳ハーレムを築き上げて毎日エロ三昧の日々を送ります。

 ……なんなんでしょうか、この邪悪なパンダ。僕らがパンダに求めていたほのぼの動物癒やし系とは真逆な、まるで昨今のパンダブームに対するアンチテーゼのような展開が斬新なマンガといえます。もしシャンシャンがこんなにエロかったらやだなー。

■『パンダラブー』(松本正彦/青林工藝舎 ※復刻版)

『復刻版 パンダラブー』(青林工藝舎)

 1972年、日中国交正常化のシンボルとして初めて中国から日本にやってきたパンダ「カンカン」と「ランラン」。そのブームに乗じて1973年に刊行された摩訶不思議なパンダ(?)のマンガが『パンダラブー』です。

 パッと見は、パンダなのにどことなくブタっぽい、愛らしいのか愛らしくないのか微妙なゆるキャラが「ブバーブバブバブヘバー」という間の抜けたセリフとともに、大好物のたこ焼きを食って巨大なウ○コをするという、シンプル・イズ・ザ・お下品なギャグマンガとなっています。

 このマンガの凄いところは、動物愛護団体が発狂しそうな雑なパンダの扱いにあります。

 裸にネクタイ姿、股間にはキン○マがブーラブラという、変態っぽいスタイルのパンダラブーが、ドブ川に逆さ吊りにされたり、土管に閉じ込められて凶暴なブルドックを放たれたり、包丁で毛皮を剥ぎ取られそうになったりという、昭和のマンガならではのハチャメチャ残酷ギャグのオンパレード。日中友好のシンボルとかいう意識は皆無で、これほど愛され要素のないパンダ作品は他に見たことがありません。

 ちなみにこの『パンダラブー』は、そのあまりに凄まじい内容のため、カルト的なファンがいることも有名で、廃盤になっていた作品がファンの熱い要望により2002年に復刻されたという伝説を持つ作品でもあります。

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