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体重超過のボクシング前王者ルイス・ネリに密着していた「日本人スパイ」の存在

日本テレビ『ワールドプレミアムボクシング27 The REAL』番組サイトより

 3月1日に都内で行われたプロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチで、山中慎介に2ラウンドでTKO勝ちしたルイス・ネリの陣営に「日本人関係者のスパイがいた」と業界関係者が漏らしている。

「その関係者は、来日して以降のネリ付いて、情報収集に協力していたんですよ。日本のプロモーターやテレビ局の意向、コミッションの対応、さらに山中の様子とかを逐一、伝えていました」

 ネリは試合前日の計量で、53.5キロ以内とする契約を平然と破り、初回計量2.3キロオーバー、1時間45分後の再計量でも1.3キロオーバーという失態でタイトルを剥奪されたが、試合自体は予定どおり行われ、KO勝利した。

「数百グラムならまだしも、2キロ以上の超過なんて、どう見ても確信犯ですよ。というのも、チャンピオンベルトは持っていても金がもらえるとかでもない、ただの肩書きなので、剥奪されても痛くもかゆくもないんです。試合で勝つことの方が大きいんですよ。当然、減量をしなかった分だけ体調は優位でした。ただ、確信犯的に体重オーバーをすると、日本のコミッション(JBC)が試合を中止する可能性もあったので、日本人スパイを雇って情報収集していたようなんです」(同)

 結局、試合直前まで、ネリには「ファイトマネーの満額が支給される」と伝えられており、ホクホク顔で試合をこなしたのである。相当に図太い神経の持ち主だが、それも当然。ネリは昨年8月、山中からチャンピオンベルトを奪った試合で、ドーピング違反をやらかしながら、「汚染された牛肉を食べたのが原因」と言ってのけ、厳しい処分を免れている。おかげで山中との再戦が組まれたのだが、「これは日本のプロモーターにとっても都合の良い話だった」と関係者。実際、今回の試合はチケットもすぐに完売する大盛況だったのだ。

 2月20日、ネリはチャンピオンの優位性を利用してコーチやマネジャーのみならず栄養士や父親、愛人まで引き連れて、10人以上の大所帯で来日。2日後の公開練習では「契約体重まで4キロ」も残す不安な状態だったが、必死に減量する姿はなく、関係者の間では「計量パスできないのでは?」とささやかれていた。

「ネリは、マスコミがいるところでだけ減量で苦しそうに見せていたのですが、その場に寄り添っていたのが、その日本人関係者ですよ。報道陣がやってくる情報も含め、事あるごとに入れ知恵をしている様子だった」(前出関係者)

 その“入れ知恵”というのが、日本の興行事情だという。延期や中止が珍しくない海外と違い、地上波(日本テレビ系)の放送が決まっていて、高額チケットも完売していることから、試合中止や延期は「あり得ない」選択肢だった。

「本来、JBCは大幅な体重オーバーがあれば試合を中止にできる権限もあるんですが、主催の帝拳ジムが業界最大手で逆らうことができないという事情も、ネリの耳に入っていたようです。さらに計量オーバーしてもJBCがファイトマネーを没収する権限などがないことなども再確認していたとか」(同)

 この日本人スパイが誰かは「日本で嫌われているボクサーのもとで働くマネジャー的な人物」としか教えてもらえなかったが、「ネリを追跡したメディアの一部映像には、その姿が映っていたので、わかった人もいるはず」と関係者。

 ただ、ネリが誤算だったのは、世間の批判が大きく、後付けで“処分”の動きが出てきたことだ。WBCはファイトマネー7割の凍結と、世界ランクに入れなくなる資格停止処分を発表した。

「帝拳ジムは、ネリに付いた日本人スパイに激怒していたらしく、WBCに処分を促したらしいです。ただ、こういうスパイは彼だけじゃないんですよ。以前、タイ人のチャンピオンが来たときは、タイ語をしゃべる日本人関係者が堂々とスパイ活動をやってましたからね。ルール違反ではないので問題になることもないですが、日本人を裏切って小遣い稼ぎをしていることにはなります」(同)

 ある意味では、山中よりネリの方が勝利に貪欲だったともいえるが、こうした日本人スパイは試合前の国歌斉唱の際、どんな胸中でそれを聴いているのだろうか。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2018/03/07 17:00
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