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TOKIO・山口達也“わいせつ謹慎”で辞表提出も、リーダーが保留……出演番組休止続く日テレは不幸中の幸い!?

TOKIO・山口達也

 TOKIO・山口達也が強制わいせつ容疑で書類送検されたことが4月25日に明らかにになった。翌26日には、本人が会見し、2月12日に番組で共演した女子高校生を自宅に呼び出し、酒を飲ませた上、無理やりキスしたことが判明。所属するジャニーズ事務所は、山口を無期限謹慎処分とした。

 これを受けて2日、山口を除くTOKIOメンバー4人は都内で謝罪会見を開き、山口自身から退職願が提出されたこと、またリーダーである城島茂がその退職願を預かり扱いとし、グループの存続や山口の進退も含め、とりあえず保留状態とすることを明かした。

 この日会見した4人は、改めて「今できることに全力を尽くす」として、これまで通り仕事をこなすことを強調したが、いずれにしろ山口を起用していた局は、大迷惑を被ることになる。

 NHK Eテレの『Rの法則』は、山口が司会という重要な立場であったため、事件が明るみに出た4月25日より、当面の間、同番組の放送を休止する事態に陥った。

 フジテレビ系『TOKIOカケル』は、収録済みの分は、山口の出演シーンを編集して放送すると発表し、今後については未定としている。

 問題なのは、ジャニーズとベッタリの日本テレビだ。同局には、山口がレギュラー出演する番組が3つもあるだけに、その処理は非常に面倒だ。

 会見を受けて、同27日、月・水曜のパーソナリティーを務めていた朝の情報番組『ZIP!』では、その出演を当面見送ると発表し、番組公式サイトから、山口の名前と写真を削除した。不祥事の性質からして、事実上、“降板”とみていい。厄介なのは、TOKIOとして出演する『ザ!鉄腕!DASH!!』と、司会を務める『幸せ!ボンビーガール』の対応だ。

「『ZIP!』は生放送なので、出演を取りやめれば済みますが、問題なのは収録番組の2つ。すでに収録分があった場合、『TOKIOカケル』のように、山口の出演シーンをカットするか、撮り直し、あるいはお蔵入りさせるしかありません。『DASH』は頻繁に山口の出番がありますし、ましてや『ボンビーガール』は司会ですから、出演シーンを編集するなど無理でしょう。日テレにとっては、大迷惑な話です」(スポーツ紙記者)

 日テレとして、“不幸中の幸い”なのは、両番組とも、しばらく番組自体の放送予定がない点だ。『DASH』は特番編成のため、同29日は休止。翌週5月6日は、『世界の果てまでイッテQ!』のスペシャルにより、オンエアがなく、次回の放送予定は同13日だ。

『ボンビーガール』も、同1日は、『ザ!世界仰天ニュース』のスペシャルのため休止。このように、当面、山口がレギュラー出演する番組が放送されないのはラッキーというしかない。

 とはいえ、山口の不祥事で、ジャニーズは日テレに大きな“借り”をつくることになる。もともと両者の関係は“どっぷり”だが、ジャニーズ側は、日テレになんらかの形で、その“借り”を返す必要に迫られそうだ。
(文=田中七男)

最終更新:2018/05/02 18:55
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