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山口達也“強制わいせつ”謝罪会見で見せた「TOKIOの絆」推し……断罪するメンバーたちとの和解なるか

TOKIO・松岡昌宏

 TOKIOの山口達也が強制わいせつ事件を起こした問題で、多くの人間が違和感を感じたのが謝罪会見であろう。被害者への言葉よりも、メンバーとの絆や復帰の話を優先させるものだった。これを受けリーダーの城島茂は『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)において、(今の時期に復帰の話を出すのは)ありえない」と断罪した。さらに今回の会見前にメンバーへの謝罪はなく、その点に関しても城島は怒りを覚えていた。

 そんなメンバーたちの怒りが如実に表れたのが、2日に行われた山口以外のメンバー4人による謝罪会見だった。特に松岡昌宏は「山口の甘えを生んだのがTOKIOという存在なら、早くなくなってしまえばいいと思う」とグループ解散をほのめかす発言まで。山口当人もリーダー・城島茂にTOKIO脱退の意思を伝え、“辞表”を提出するなど、自らの謝罪会見後に覚悟を改めたようだ。

「記者会見でやたらと山口が強調したのはTOKIOの“絆”でした。デビューから23年、前身のジャニーズJr.時代から含めれば30年近い付き合いであるといったもの。この“絆推し”は山口の復帰時に持ち出されるべき感動エピソードであったのではないでしょうか? それをあろうことか被害者への謝罪が最優先される場において使ってしまいました。これは完全に場違いだといえるでしょう」(業界関係者)

 仮に復帰時に「TOKIOの絆」が強調されたとしても、山口に対しては、松岡が「甘ったれた」と断じた謝罪会見が想起されてしまうだろう。

「山口が辞表を出したものの、城島は態度を保留するなど、復帰の目も完全に断たれたわけではないようです。復帰の場として想定されるのは、20年以上続く長寿番組の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)でしょう。山口は同局では1995年に『24時間テレビ 愛は地球を救う』のチャリティマラソンランナーを務めています。2014年にはリーダーの城島茂がマラソンに挑戦し、ゴール前にはメンバー全員が駆けつける“絆”が見られました。復帰プランのひとつとして、同番組でのマラソン再挑戦などもあったのではないでしょうか」(同)

 2日の会見では、解散や山口の脱退といった結論を出さなかったTOKIO。果たして山口の明日はどっちだ!?
(文=平田宏利)

最終更新:2018/05/02 23:00
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