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綾瀬はるか主演『義母と娘のブルース』、朝ドラとの“相乗効果”で視聴率急上昇!

火曜ドラマ『義母と娘のブルース』|TBSテレビより

 綾瀬はるかが主演するTBS系連続ドラマ“ぎぼむす”こと『義母と娘のブルース』(火曜午後10時~)の視聴率が、ここにきて、超右肩上がりで急上昇している。

 初回は11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話は11.3%と、“高視聴率女優”である綾瀬の主演ドラマとしては、やや平凡なスタート。その後、12.4%→12.2%→13.1%と推移したが、第2章が始まった第6話で13.9%と一気に上昇。そして、21日放送の第7話では15.1%まで跳ね上がった。この見事なまでの右肩上がりっぷりの要因は何なのだろうか?

 同ドラマは、主人公であるバリバリのキャリアウーマン・亜希子(綾瀬)が、子持ちの男・良一(竹野内豊)と結婚。亜希子は仕事をやめて、専業主婦となり、母親になろうと、畑違いの家事、育児に一生懸命奔走する姿を描いた作品。

 夫である良一は、胃がんのため、第6話の冒頭で死亡。ドラマは急展開して、娘・みゆき(上白石萌歌)は高校3年生に成長し、将来を考えなければならない時期となっていた。亜希子は娘を育てるため、勤めに出ず、デイトレードで生計を立てていたが、みゆきに明確な将来のビジョンがないことを憂い、“仕事の尊さ”をみゆきにわかってもらうため、寂れたパン屋・麦田ベーカリーに再就職して、働くことになった。そして、亜希子は、そこの店主・章(佐藤健)と共に、同店の再建に取り組む……というのが第2章の展開。

 第1章では、特別出演のような形で、端役的な出番しかなかった佐藤だが、第2章からは、竹野内と入れ替わり、“準主役”的な立場に昇格。連ドラで、このようなケースは異例で、第1章では、「佐藤の無駄遣い」のような扱いだったが、ここにきて、ようやく佐藤の存在が生きることになった。

「佐藤といえば、現在NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に、ヒロイン・永野芽郁の相手役で出演中。その朝ドラは、終盤を迎えて、毎回20%超えを果たすほどの人気ぶり。その佐藤が、『ぎぼむす』第6話から、綾瀬の相手役として出演しているのですから、朝ドラファンも食いついているのでしょう。ストーリーも、夫が亡くなって、義理の母娘である亜希子とみゆきの愛情物語に急展開して目が離せなくなってきました」(テレビ誌関係者)

 少なくとも、同時進行で両ドラマに佐藤が出演していることで、『半分、青い。』の好調ぶりとの相乗効果で、『ぎぼむす』に好影響を与えているのは事実だろう。佐藤が準主役に昇格したことで、視聴率が一気に上がり、“噛ませ犬”的な立場になってしまった竹野内にとっては、気の毒な話だが、『ぎぼむす』は今後も高視聴率を挙げそうな雰囲気だ。
(文=田中七男)

最終更新:2018/08/27 12:00
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