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日本テレビ「三冠王陥落」! 社員たちはむしろ歓迎? 視聴率の呪縛から逃れ、優良コンテンツを生み出せるか

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日本テレビ

 58カ月にわたり、地上波放送の視聴率「月間三冠王」に君臨していた日本テレビが、2018年10月の月間三冠王から陥落した。王者日本テレビの失速でテレビ界も再編成も進むのだろうか──。

 午前6時~翌午前0時の「全日」、午後7時~11時の「プライム」、午後7時~10時の「ゴールデン」の3つの時間帯で平均視聴率首位を獲るのが三冠王だが、今回日テレは全日での首位をテレビ朝日に奪われる形となった。

「プライム、ゴールデンでは相変わらず首位ということですが、特に午前中の時間帯が弱めで、三冠王陥落になったという状況。『イッテQ!』のヤラセ疑惑などはあるものの、日テレのゴールデンのバラエティー番組はまだまだ好調。確かに勢いではテレ朝が強く、日テレは完全に押され気味です。でも、実は今回の三冠王陥落でホッとしたという同局スタッフもいるというのです」(制作会社幹部)

 日テレ局内では、「三冠王」に対するこだわりも強く、視聴率を獲得するための番組制作が行われていたという。

「とにかく視聴率を取ることが第一の目標となっており、“面白さよりも数字”という空気が流れていたのは事実。でも、三冠王を逃したことで、数字にこだわりすぎる空気から解放され、シンプルに面白い番組を作る流れができるようになるのでは……と期待しているスタッフもいるとか」(同)

 ネットの躍進でテレビの存在感が薄まる昨今、数字ばかりにこだわらない番組制作こそがテレビ局に大きな利益をもたらすともいわれている。

「たとえばテレビ朝日の『おっさんずラブ』などは、深い時間での放送だったし、視聴率はそれほどでもなかった。でも口コミで人気が広がり、動画サービスでの配信も好調で、大きな利益を生み出しています。スポンサーがすべてではない今の時代、視聴率が高くなくても、重要なコンテンツになりうるわけで、逆に言うと視聴率ばかりを求めていたら、『おっさんずラブ』のヒットは生まれなかったでしょう。日テレとしては、今まで視聴率を求めすぎたがゆえに、『おっさんずラブ』のように長く深く愛されるコンテンツを生み出せなかった。今後は、視聴率の呪縛から逃れ、いろいろなタイプの優良なコンテンツを創造できるのではないか……という期待もなくはないようです」(同)

 災い転じて福となす。日テレは三冠王の座から陥落したことで、さらにそのパワーを増していくのかもしれない。

最終更新:2018/11/28 12:19
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