日刊サイゾー トップ > 芸能  > 勝海麻衣炎上騒動の裏にある問題2つ

美し過ぎる〇〇に乗っかりたいおじさんが勝海麻衣を生んだ? 騒動の裏にある問題2つ

文=石徹白未亜

そもそもほかの銭湯絵師じゃダメだったのか~美し過ぎる銭湯絵師の裏にはおじさん達がいる?

 そもそも、銭湯絵師はすでに複数いる中でなぜ勝海氏というニュースターが必要だったのだろうか。銭湯絵師としての実績が不足していた勝海氏は、すでに銭湯絵師として活躍してきた丸山清人氏の弟子、見習いという体で紹介されていた。(※現在勝海氏と丸山氏の師弟関係は解消されている)。

 産経新聞のニュース記事『現役モデルの大学院生、銭湯絵師に弟子入り』によると、勝海氏が丸山氏に弟子入りしたのは平成29年9月。2年もたたない間に、多くのメディアが勝海氏を取り上げ、ビーツ・エレクトロニクスのイヤフォンのCMに出るなど、露出が激増する。しかし「弟子」がこれほどピックアップされる芸術ジャンルはなかなか他が思い浮かばない。

 このため「失われゆく日本のノスタルジー、銭湯。銭湯絵師として活躍してきた高齢の師匠の想いを、現役藝大生が引き継ぐ。そして東京五輪に関連するプロジェクトに抜擢される(しかも美人)」というストーリーありきで進められているのではないかという疑惑もささやかれているのだ。

 これはあくまで疑惑だが、もしこの疑惑を成し遂げようとするなら、いち大学生である勝海氏一人の働きでは無理だろう。さまざまな後ろ盾がいたはずだ。そしておそらく、そういった後ろ盾にとっては、すでに活躍している現役の銭湯絵師たちよりも「美し過ぎる銭湯絵師見習い」の方が「イケる」と思ったのだろう。

 このような騒動に発展し、勝海氏は今後、表舞台には出てくるのはかなり難しくなるはずだ。一方で、この「美し過ぎる銭湯絵師プロジェクト」を画策した人たち(疑惑だが)が無傷なら、勝海氏だけが矢面に立たされすぎではないかと思う。

 

結局「美し過ぎる〇〇」は誰も幸せにしない

 今回の騒動の根底に感じるのは「美し過ぎる〇〇」の風潮の罪深さだ。脚光を浴びるのは「美し過ぎる〇〇」、つまり「若くてかわいい女子」じゃないとダメな風潮は若くてもかわいくない女子を絶望させるし、若くない人を絶望させるし、男性も絶望させる。

 一方で「美し過ぎる〇〇」は若くてかわいい女子にとっては朗報なのかと言えば、若くてかわいいだけでもダメで、美し過ぎる「〇〇」である必要があるのだ。「銭湯絵師」などノスタルジーもあって最高の「〇〇」だろう。さらに勝海氏の場合美しさの根拠として「モデル」であることと、学術的根拠として「東京藝大院生」がある。勝海氏のプロフィールに並ぶ字面はとんでもなくハイクオリティだ。

 勝海氏が院に在籍する東京藝大には東京五輪と相性のよさそうな日本画や和楽器を専攻している学生もいそうだが、そういったものはおそらく、取り上げる側からしてみれば「普通すぎて面白くない」のだろう。銭湯絵を選んだ勝海氏自身もそういったことに自覚的だったのかもしれない。

 だが「美し過ぎる〇〇」における「美しさ」は「若さ」とイコールといってもよく、若さなど日々失われていく。1994年生まれの勝海氏が、本来絵を描いていればいいはずの銭湯絵師なのに、己の美しさの期限に対して焦りがあったのだとしたら、結局「美し過ぎる〇〇」は誰も幸せにしないのだろう。

 どんな絵を描いたのかという「コンテンツ」でなく誰が描いたかという「キャラクター」が重視される。そしてキャラクターは若く美しい女性で、ギャップがあるほど目を引くから「美し過ぎる銭湯絵師」になる。こういったことに頼ったり、加担することの反省がない限り、また別のシーンで第二、第三の勝海氏が生まれるのではないだろうか。

(文/石徹白未亜 [https://itoshiromia.com/])

最終更新:2019/04/18 12:58
12

美し過ぎる〇〇に乗っかりたいおじさんが勝海麻衣を生んだ? 騒動の裏にある問題2つのページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ
イチオシ企画

【PR】DYM・水谷佑毅社長の野望とは?

医師免許を持つ、ベンチャー経営者の異色の半生!
写真
特集

NEWS手越祐也、崖っぷち!

相次ぐスキャンダルに滝沢激怒、ジャニーズ退所も現実味!?
写真
人気連載

8時間半ドキュメント『死霊魂』

 街や職場をよりよくするための意見を、みんな...…
写真
インタビュー

脳みそ夫が語る地下芸人時代

「日経エンタテインメント!」(日経BP社) の<好きな芸人ランキング>では17位に急...
写真