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阿部寛、主演ドラマ『まだ結婚できない男』大不振でフジテレビと絶縁か

阿部寛

 “大物俳優”阿部寛がフジテレビと絶縁する可能性が出てきた。

 阿部は今クール、同局の連続ドラマ『まだ結婚できない男』(火曜午後9時~)で主演したが、全話平均視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)と屈辱の1ケタ台に終わり、同局に不信感を募らせているというのだ。

 同ドラマは系列の関西テレビの制作で、2006年7月期に放送された『結婚できない男』の続編。同作は偏屈で皮肉屋であるため独身生活をしいられている建築家・桑野信介(阿部)を主人公にした物語。第1シリーズは平均17.1%と大ヒットしたが、13年のブランクは厳しかったようだ。

 初回は11.0%と好発進したが、第2話で7.7%と急降下。それでも第3話、第5話では10.0%と2ケタに乗せたが、第6話以降、1ケタ台が続き、最終回(第10話)でも9.7%どまりだった。

「第2話はバレーボール中継のため、65分も遅延。サッカー中継のため、第7話が30分、最終回が35分遅れとなり、ツキに見放された面もあります。第1シリーズから引き続きの出演となったキャストは、後輩役・塚本高史、母役・草笛光子、妹役・三浦理恵子、妹の夫役・尾美としのりの4人だけで、違和感を覚えたファンも少なくないでしょう。さすがに13年のブランクは大きかったようですね。ストーリー自体が決して悪かったわけではなかったですが、オトナ向けのドラマで、若年層にはソッポを向かれてしまったようですね」(テレビ誌記者)

 阿部は12年10月期にも、カンテレの火曜ドラマ枠でオンエアされた『ゴーイング マイ ホーム』で主演したが7.9%と壮絶爆死。それを機に、しばらくドラマから離れ、映画に専念していたが、15年10月期『下町ロケット』(TBS系)で3年ぶりに連ドラで主演し、18.5%の大ヒットを飛ばした。昨年10月期の『下町ロケット』第2シリーズも13.6%と上々で“復活”を果たしていた。

「フジ系(カンテレ)では、黒歴史といえる『ゴーイング マイ ホーム』以来、7年ぶりの主演となりましたが、今回人気ドラマの続編でも1ケタ台に終わってしまい、阿部側も態度を硬化させているといいます。カンテレ制作の火曜ドラマは極度の不振が続いていて、今やまったく数字をもっていませんので、9%台でも御の字かもしれません。ただ阿部としてはプライドを傷つけられてしまった以上、フジ系のドラマから撤退する可能性も十分あるでしょうね」(テレビ制作関係者)

 阿部ほどの大物俳優に、またしても恥をかかせてしまったフジの責任は重いか?

最終更新:2019/12/12 17:55
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