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本田圭佑、ブラジル・デビュー弾で東京五輪代表に再浮上!?

文=TV Journal編集部

本田圭佑

 本田圭佑が、東京五輪オーバーエージ枠での日本代表入りに向けたのろしを上げた。

 本田にとって、この半年間はキャリアの中でも苦しいものだっただろう。昨年6月にオーストラリアのメルボルン・ビクトリーを退団後、無所属の状態が続き、11月に入団したオランダのフィテッセでは結果を出せず、翌月末には退団。その後も所属は決まらなかったが、2020年に入り、やっとブラジルのボタフォゴFRとの契約がまとまった。

 だが、体調不良による出場回避があり、なかなかデビュー戦は迎えられず、ファンからも懐疑的な目が向けられ始めていた。

 そんな中、3月15日、リオデジャネイロ州選手権の対バングー・アトレティコ・クルーベ戦でついに先発出場を果たす。すると、前半28分に味方選手が得たPKのキッカーに名乗り出て、見事にデビュー戦でのゴールを決める。結果は1-1の引き分けとなったが、本田のパフォーマンスはどうだったのか? 試合を観たサッカーライターに聞いた。

「本田は、自身が希望する4-2-3-1のトップ下がスタートポジションとなりました。6分に中央でボールを受けると、見事なスルーパスで決定機を演出したことで、その後、本田に多くボールが集まります。トップ下からボランチの位置まで下りてボールをさばいたり、右サイドに流れたり、狭い局面をフィジカルとタッチを生かして切り裂くプレーなど、らしさを見せました。ただ、終盤には得意の右サイドからカットインできる形でボールを受けて仕掛けたドリブルが自らの足に引っかかり、転んでしまったように、試合勘やコンディションはまだまだでしょう」

 本田が本調子ではないのは監督も感じていたようで、63分には交代。とはいえ、本田がベンチに退いた後のボタフォゴは、ゴール前での精細を欠いていた。現地紙も、本田がこの日の主役のひとりだったと記している。デビュー戦として、いいインパクトを与えられたが、本田はこのままブラジルで活躍できるのだろうか?

「ブラジルの試合は、決してプレースピードが速いわけではありません。そういった意味では、スピードがない本田には、うってつけのリーグといえます。また、ハングリーなブラジルの選手たちに対して、今までの日本人選手は屈してしまいがちでしたが、本田は自己主張できます。初戦を見る限り、自分のプレースタイルを周囲に理解させていました。コンディションが上がれば、ゴール前での決定力、セットプレーなど武器も生きるはず。心配なのは、伊セリエAのミランに所属した時も、最初は活躍できたんです。相手に研究されてからどうなるか? ある程度の試合数をこなしてからが、本田の勝負となるでしょう」(同)

 なかなかデビュー戦を迎えられなかった本田が鮮烈デビューを飾った翌日、ブラジルサッカー連盟は16日以降のカップ戦の中止を決めた。この日、本田がデビューできていなければ、復帰戦はさらに遅れたであろう。そんな中で、デビュー戦を飾り、さらに得点も決める。やはり、この男は持っている。

TV Journal編集部

TV Journal編集部

チームや選手、コアサポに媚びず、サッカーをエンタティンメントの視点からブッダ斬ります。

サイト:TV Journal

最終更新:2020/03/17 14:00

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