シャウエッセンが本気出したベーコンパンが登場 かむほどに旨味ひろがる想像どおりのうまさ

高級ソーセージがコンビニ化。そのお味は？

渡辺：それは高いね……。そもそもコンビニ各社にはカウンタフードのフランクフルトがあるじゃないですか？　フランクフルトがあるのに冷蔵ケースに並んでいて加熱が必要な1本入りのソーセージを誰が買うんだろうと思ったけど、スーパーで見かけて興味はあったけど値段が高いから買わなかった層がトライアルとして買うのだったら面白いね。

パキオ：ええ、実際食べてみるとジョンソンヴィルは、ジューシーでホントにうまいんです！

渡辺：ウチの息子も「高級バーベキューに出てきそうな味だ」って感動してた。僕は大きさ重視なので、いつものフランクフルトのほうが好きですけど。

パキオ：シャウエッセンもジョンソンヴィルも若者向けにSNSマーケティングに力を入れているところも面白いですよ。シャウエッセンのツイッターは人気お笑いコンビの「和牛」を起用。ジョンソンヴィルはめちゃくちゃうまそうな写真を出してくる上に、購入したお客さんが調理する写真や動画も積極的にリツイート。深夜に見ると確実に飯テロです！

渡辺：確かにおいしそうな写真ばっかり並んでいるね。最近はYouTubeのみならず若い世代にキャンプとか焚き火が流行しているみたいだから、そういう場面でもジョンソンヴィルで1点豪華主義はアリなのかもしれないね。う～ん、それにしても不思議だな。

パキオ：何がですか？

渡辺：なぜ「シャウエッセン　ベーコン」じゃなく「シャウ　ベーコリン」なのか。

パキオ：引っ掛かりすぎです。

【今日のまとめ】
・「シャウベーコリン」によってソーセージのみならず、ベーコン市場も活性化！？
・1本入りのジョンソンヴィルはトライアル商品として価値大
・ジョンソンヴィルはツイッター戦略がハマってファンを拡大中

渡辺広明（流通ジャーナリスト）, テキパキオ（ライター）

浜松市出身。2児の父。マーケティングアナリスト、日本唯一の流通アナリスト、コンビニ評論家、流通ジャーナリスト、約730品の商品開発に携わるマーケター、元コンビニバイヤー、元コンビニ店長、現コンビニアルバイター、「浜松市やらまいか大使」（観光大使）など、さまざまな顔を持つ。フジテレビ『Live Newsα』レギュラーコメンテーター『ホンマでっか⁉TV』レギュラー評論家として活躍する他、スポーツ紙「東京スポーツ」に連載を持ち、ニュース・ワイドショー・新聞・週刊誌・ラジオなどのコメント・講演会・アドバイザリー・顧問業などでも幅広く活動中。趣味は「ドラゴンズ熱烈応援」「時折フルマラソン」「発展途上国の教育支援（ガーナ・ラオス）」。著書に『コンビニが日本から消えたなら』（KKベストセラーズ）

わたなべひろあき

渡辺広明（流通ジャーナリスト）, テキパキオ（ライター）

都内に住む30代サラリーマン。小学生のとき、母親の手伝いで料理に目覚め、兄の夜食を作るようになる。大学時代にはカジュアルイタリアンの厨房でアルバイト。就職後は自炊することがなかったが、３年前にアーティストとして働く妻と結婚して家事全般を担当。猛スピードで掃除洗濯をこなす様子から妻に「テキパキオ」と名付けられる。PB食品の食べ比べがスーパーの売り場徘徊が趣味。蛇口とシンクを磨くのが好きで、行きつけの飲み屋の閉店作業に加わりがち。

Twitter:@@tekipakio

てきぱきお