日刊サイゾー トップ > 芸能 > ドラマ  > 『真犯人フラグ』パロディ動画に批判殺到!?

『真犯人フラグ』、劇中の「放火魔YouTuber」が“無許可パロディ”でリアルでも炎上!?

文=東海林かな(しょうじ・かな)

『真犯人フラグ』、劇中の「放火魔YouTuber」が“無許可パロディ”でリアルでも炎上!?の画像
ドラマ公式サイトより

 日本テレビ系の日曜ドラマ『真犯人フラグ』が、思わぬところで批判を浴びている。

 西島秀俊が主演を務める同ドラマは、失踪した妻子を探す主人公・相良凌介(西島)が日本中から疑惑の夫として社会的に追い詰められながらも、真相に近づくために奮闘する、というストーリーだ。 

 11月28日放送の第7話では、YouTuber・ぷろびん(柄本時生)が配信したある動画が話題となった。海をバッグに赤いバンダナとTシャツ、そして赤ふんどしという出立ちのぷろびんが「おーーい!」と叫び凌介に呼びかけ、不倫疑惑を告発するというもの。この説明だけですでにお気づきの人もいるかもしれないが、これは実際にあるYouTubeチャンネルのパロディなのだ。

 元ネタは、沖縄を中心に活躍するお笑いコンビ「リップサービス」の榎森耕助がYouTubeチャンネル『ワラしがみ』内で配信している人気コンテンツ「せやろがいおじさん」。美しい沖縄の海をバックに赤Tシャツに赤ふんどし姿の榎森が、さまざまな時事問題を分かりやすく解説しながら核心を捉えた鋭いツッコミを入れる社会派の動画で、近年SNSを中心に注目を集め、さまざまなメディアにも取り上げられている。

 ぷろびんを実力派俳優の柄本が演じていることもあり、『真犯人フラグ』でのパロディ動画の完成度は高く、「せやろがいおじさんパクってておもろw」「せやろがいおじさんのクオリティーが本当に凄い」などと反応する視聴者も多かった。元ネタとなる榎森本人もドラマ放送後、すぐさまTwitterで「お~い日テレのドラマ #真犯人フラグ~!俺のことパロディするのはええ!許可もいらん!ギャラも当然いらん!せやからせめて、一つだけお願いきいてくれ! 宮沢りえさんのサインだけ、ウチの事務所に送っといて~! #マジで #可能なら芳根京子さんのも」とツイートしていた。

 この榎森のツイートに対し、『真犯人フラグ』の公式Twitterアカウントは「全力で研究させていただきました すみません、ありがとうございます!! たっ、頼んでみます…!!」とすぐに反応、返答していた。この“無許可パロディ”への榎森の粋な対応に、フォロワーからは「えもやんさん神対応!」と称賛の声が上がる一方で、「テレビ局が無許可で芸人のネタ丸パクリってどうかしてるのでは?」「無許可ってびっくりした。テレビ局ってそんな感じなの?」「マスコミやテレビ局の怠慢や傲慢さが見える」など日テレへの厳しい批判の声も相次ぐ事態となってしまった。

 視聴者がここまで不快感を示すのには理由がある。それは、柄本演じるぷろびんが“放火魔YouTuber”であり、ドラマでは妻子失踪事件に関して夫・凌介が怪しいと世間の不信感に火を付け、おもしろおかしく煽る、かなりタチの悪い存在だからだ。せやろがいおじさんのパロディとなった動画も、凌介の不倫をでっち上げ、愛人に唆されて家族を殺したんだろうと根拠のない憶測で“炎上”を煽るものだった。一方で、実際のせやろがいおじさんの動画にはそんな悪質さは微塵もなく、真面目に社会問題や政治課題に切り込んでいる。そのため、せやろがいおじさんのファンからは、「イメージ悪くなるからやめてほしい」と不快な思いを抱いてしまったようだ。

 確かにパロディやオマージュとパクリ、その捉え方や境界線は曖昧で難しいものかもしれない。だからこそやり方をひとつ間違えると、大きな問題となることもある。何よりも大切なことは、そこに元となる作品や人物への敬意があるかどうか、ということではないだろうか。まして影響力の大きいテレビだからこそ、制作者には適切な対応と充分な配慮が求められる。

 作中に登場するぷろびんの動画は、現実のYouTubeチャンネルでも同時に投稿されている。これまでも人気YouTuber・シバターのパロディ動画がアップされたこともあり、今後もさまざまなパロディが登場する予定とのことだ。12月5日には第8話が放送される。多くの視聴者がこれからも『真犯人フラグ』を楽しく見ることができるように、同じ轍を踏むなんてことがないように願いたい。

■番組情報
日曜ドラマ『真犯人フラグ』
日本テレビ系毎週土曜22時30分~
出演:西島秀俊、芳根京子、佐野勇斗、桜井ユキ、生駒里奈、柄本時生、柿澤勇人、長田成哉、坂東龍汰、迫田孝也、田中哲司、宮沢りえ ほか
主題歌:Novelbright「seeker」(UNIVERSAL SIGMA / ZEST)
音楽:林ゆうき、橘麻実
企画・原案:秋元康
脚本:高野水登
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:鈴間広枝、松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)
演出:佐久間紀佳、中島悟(AX-ON)、小室直子
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/shinhannin-flag/

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2021/12/05 12:00

『真犯人フラグ』、劇中の「放火魔YouTuber」が“無許可パロディ”でリアルでも炎上!?のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

配給映画

イチオシ企画

『LINE LIVE×雑誌サイゾー』グラビアモデルコンテスト2022開催!

『LINE LIVE』と『雑誌サイゾー』がコラボ「グラビアモデルコンテスト2022」開催
写真
特集

『鎌倉殿の13人』ドラマと史実の交差点

小栗旬、大泉洋、小池栄子、新垣結衣ら豪華キャストが出演、三谷幸喜作の大河ドラマと史実の交差点を読み解く
写真
人気連載

芸能界訃報相次ぐ…

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とか...…
写真
インタビュー

前田日明と「リングス」の曳航(1)

 東京ドームで6月13日、格闘技イベント「RIZIN.28」が開催される。同大会のエ...
写真