キンプリ冠番組の内容にジャニーズもダメ出し!?　レギュラー化決定までの紆余曲折

ジャニーズも『キンプる。』の内容に不満!?

「以前から言われていますが、キンプリは基本的に全員が天然キャラで、辛うじて永瀬廉が“回し”を担当しているものの、まだまだ荷が重い。全体的に学生ノリで、ワイワイやっているぶんにはかわいいのですが、バラエティの“トーク”を求められると、ふわっとしてしまって締まらないんです。日テレが単発で多くの芸人と絡ませたのも、ツッコミ役が必要だから。体を張る番組になったのもトークがダメだからでしょうね。いずれにせよ、今後バラエティで活躍していくのならば今のままの『全員天然』では難しい。トーク力をもっと磨かないと厳しいのでは」（テレビ関係者）

　『キンプる。』のレギュラー化については、日本テレビ内でも紆余曲折あったという。

「昨年秋の改編で『ウチのガヤがすみません！』が終了しましたが、当初はこの火曜深夜枠で検討されていたそう。しかし、TBSで同時間帯にジャニーズWESTの『パパジャニWEST』が放送されており、調整がつかなかったため、“裏カブり”を避けるために火曜深夜枠の案は早々に見送られたようです。

　次に検討されたのが水曜のゴールデンタイム。まだ正式発表はされていませんが、水曜21時の『今夜くらべてみました』が春に終了することが決まっており、日テレはその後釜に『キンプる。』をと考えていたようです。しかし、単発特番を観たジャニーズサイドも番組の企画内容に不満があったようで、このままでは難しいと判断し、この話は流れたとか。結果、『今くら』の後番組はくりぃむしちゅー・上田晋也が司会を務める『上田と女が吠える夜』のレギュラー化という方向で進んでいますが、キンプリとしてもいきなりゴールデンに進出して爆死するより、日曜昼に伸び伸びとやれたほうがよかったのでは」（前出のテレビ関係者）

　かつては嵐も、日本テレビの深夜で『真夜中の嵐』を始め、『嵐にしやがれ』で同局のプライム帯に進出するまでに8年以上かかっている。King & Princeはルックスの良さは折り紙つきだけに、地道にバラエティ力を磨けば、名実共に最強アイドルとなれそうだ。

大山ユースケ（ライター）

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。