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阪神・矢野監督の引退発表と、掛布前監督が漏らした「外圧」の実態

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写真/Getty Imagesより

 プロ野球有力OBがまさかの本音を電波に乗せてしまった。

 阪神タイガースの掛布雅之前2軍監督が1月27日に放送された関西ローカルの対談番組『ONE NUMBER』(毎日放送)で、元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏と対談。優勝を目指す上でのチームの采配を巡って、人気球団ならではの軋轢を語った。

 掛布氏が“本音発言”をしたのは、1軍監督は140試合以上あるなかで勝敗をどう割り切って1年間戦っていくべきかというパートだった。

 2004年からの中日監督時代、8年間でリーグ優勝4回、日本一1回と輝かしい実績を残した落合氏は、レギュラーシーズン60敗をリミットに星取り勘定しているとコメント。「142試合なら貯金が22ある」とした上で、敗戦試合にも触れ、大差で負けているゲームでは中継ぎ投手を無駄につぎ込まないよう、先発投手をある程度のイニングまで投げさせる采配をしていたことを明かした。

 これに対し掛布氏は、落合氏が割り切って勝負していく姿をたたえつつも、「阪神・巨人は結構、そういうところが難しい」と漏らしたのだ。掛布氏のこの発言に、落合氏も「負け方によっては(在阪スポーツメディアに)叩かれるだろうね」と同調。続けて掛布氏は、“オレ流采配”できる阪神の監督が出現すれば「阪神の優勝につながる」との見解を示した。

 掛布氏の今回の発言について、プロ野球OBはこう指摘する。

「番組内では落合さんも『いろいろと(阪神OB内で意見や派閥が)分かれているのはよく聞く』と苦笑いしていましたが、阪神の現場が長年振り回され続けているのはまさにこれなんです。勝てばお祭り騒ぎするが、負ければ手のひら返しで、連日批判記事が掲載される。さすがに関西ローカルのテレビ番組は球団との付き合い上、どこまでいっても“頑張れタイガース”を貫いていますが、活字メディアは昭和の時代から姿勢がほぼ変わっていません」

 しかもこれらの意見を主導するのが、記事を書いている記者ではなく、それぞれが抱えている球団OBの評論家たちなのがタチが悪いという。

「現在1軍で指揮する矢野燿大監督は、中日から阪神に移籍してプレーし、その引退後に監督になったため、阪神一筋で選手を終えて評論家になったOBの間では“外様”の扱いで、とても厳しい評価が下される。さすがに昨年はシーズン前半戦を快調に飛ばし、2005年以来久々のリーグ優勝は間違いなしと思われていたので大人しかったですが、優勝を逃した途端、采配への不満が続出。掛布さんが言っているように想像以上の“外圧”がかかっているのは間違いありません」

 奇しくも1月31日、矢野監督は今季限りでの引退を発表した。「このタイミングでなぜ」という声も聞かれるが……。

 番組内、落合氏が言及したように「最終的に優勝すればいいということ」とシンプルな結果を残せば全て黙らせることができる。今年の矢野タイガースは“外圧”を跳ね飛ばすことはできるだろうか。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/02/07 07:00
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