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『ムチャブリ!』視聴者に刺さる数々のセリフにワーママからは「ただただ共感」の声

文=東海林かな(しょうじ・かな)

『ムチャブリ!』視聴者に刺さる数々のセリフにワーママからは「ただただ共感」の声の画像
ドラマ公式サイトより

 「仕事が楽しいというマインドを持った人間は幸せなのか否か」。投げかけられたその問いかけにハッとした人も多かったようだ。

 高畑充希主演の日本テレビ系水曜ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』におけるセリフが、多くの共感を集めている。

 2月23日に放送された第7話は、雛子(高畑)と大牙(志尊淳)の胸キュンシーンが多く散りばめられ、特にラストの大牙から雛子への不意打ちキスシーンにすべてを持っていかれた、という視聴者も多かっただろう。だがラブだけでなく、お仕事パートでも視聴者の心に刺さるセリフがいくつかあった回でもあった。

 第5話で雛子の会社で働くことになった友人の知美(夏帆)が、第7話では正社員採用となり、仕事と家庭の両立の難しさなど、多くのワーキングマザーが抱える苦悩も描き出されていた。キッチリした性格の知美は、仕事も家事も手を抜きたくない。だが仕事に一生懸命になるほど家事まで手が回らなくなり、両立できていない自分を自分で追い詰めていってしまう。協力すると言っていた夫は分担して自主的に動いてくれるわけではなく、頼んだ家事もやり方が雑だ。結局知美が後でやり直すことになり、そのことで夫婦喧嘩も。さらには息子の学校から急な呼び出しがあったり、手作り持参物がいくつもあったり、睡眠時間も昼休み時間も削られて、パンク寸前の状態になってしまう知美。それなのに、正社員として期待に応えたいという思いが強いのか、すでに抱えている仕事以外の案件にも自ら手を上げて仕事を増やしていく。

 仕事が忙しすぎないか心配する雛子に、知美は「仕事は好きなの。やっぱり外に出て働くって達成感があるんだよね。だから今すごい楽しい」と答えるが、それに対し同僚の和湖(山田真歩)が放ったのが冒頭の問いかけだ。「仕事が楽しいというマインドを持った人間は幸せなのか否か。難しい問題だと思う」「楽しいから働きたい。でも誰しも働けば疲れる。自分の時間もなくなる。どんなに好きな仕事でも、ストレスは生まれる」という和湖。「一方、仕事が楽しくない人は、働くことを必要最低限に抑えようとする。結果、疲労とストレスを必要最少限に抑えられる。はぁ……、どちらがコスパのいい人生なのか?」と続ける。

 仕事に家事に育児とやることが多く、どれも手を抜くことができずに、とかくバランスを崩してしまいがちなワーママたち。SNSには「想像の範囲内の出来事しか起こんないけど、共感の嵐でまんまと泣いた」「分かりすぎて泣きそうになった」「ただただ共感して苦しかった」など、追い詰められる知美のリアルな姿や、和湖のセリフに対し、多くの共感の声が溢れていた。

 終盤、知美は両立できていない自分を認めた後、「私さ、今人生の第2章にいる気がするんだよ」と雛子に胸の内を語り始める。結婚して母となって幸せを感じてはいるが、頑張って勉強して大学入って働いていた“第1章”の自分と、現在の“第2章”の自分が断絶しているのではとたまに感じてしまう、だからもう一度社会に出て働き、“第1章”とつながっていることを証明したかったのだと。大変な思いをしてまでなぜ働いているのか、人それぞれ状況は違うだろうが、和湖のセリフが刺さり、知美の気持ちに共感する多くの人が抱える共通の思いが、この知美の言葉には込められているのかもしれない。

 仕事と家庭の両立をさせることの難しさというテーマを中心とした今回の第7話は、ありふれた展開ではあったが、他にも考えさせられるセリフが多かった。なかでも筆者がグッときたのは、雛子が上司である浅海(松田翔太)に知美の状況を相談した際に浅海が言った「意欲のある人間は会社にとってありがたい。だけど、そういう人ほどつぶれやすいんだよ。自分自身のSOSが聞こえなくなっちゃう。そういう人をたくさん見てきたよ。目を離さないほうがいい」というセリフ。今、知美のように張り詰めた状態で日々を過ごしている人は多いだろう。そんな人の上司や同僚に、浅海のように考えてくれる人が1人でもいてくれることを願いたい。

 3月2日には第8話が放送される『ムチャブリ!』。物語はいよいよクライマックスに向けて走り出す。正解のない問題をどう描き出し、どう着地するのか注目したい。

 

■番組情報
水曜ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』
日本テレビ系毎週水曜22時~
出演:高畑充希、志尊淳、松田翔太、夏帆、優香、笠松将、山田真歩、坪倉由幸ほか
音楽:河野伸
主題歌:ENHYPEN「Always」(ユニバーサルミュージック)
脚本:渡邉真子
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:鈴木亜希乃、柳内久仁子(AX-ON)
演出:猪股隆一、狩山俊輔
制作協力:AX-ON
製作・著作:日本テレビ
公式サイト:ntv.co.jp/muchaburi

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2022/03/02 19:00

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