日本ハム・新庄監督にファッション業界も熱視線!?

　プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が本領発揮した――。

　3月13日、Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島での広島東洋カープとのオープン戦に、新庄監督が意外なアイテムを投入。ファッション業界関係者の注目まで集め始めているという。

　午後1時からの試合前練習中にグラウンドに現れた新庄監督。通常は上下ともにビジターの水色のユニホーム姿で選手の指導をするが、この日は黒のパーカーに、裾から革やファー、そして赤黒チェックのラップスカートをのぞかせるという出で立ちで登場。「映えるかな」などとおどけてみせた。15日、ベルーナドームでの埼玉西武ライオンズ戦にも同じような格好で登場して、集まった約6000人のファンの視線を集めていた。

「練習時間中は大きく脱線しなければある程度の許容はあるが、試合になると話は変わってくる。細かな規定があり、守らなければNPB（日本野球機構）から球団に苦情やクレームが入ることもある」（球界OB）

　新庄監督は試合中も遠くで守る選手から指示が見やすいように真っ赤なリストバンドなどをつけてベンチにいるが、これが数センチでもオーバーしていれば「怒られる」という。また、コロナ禍では必須アイテムとなったマスクについても、練習で着用している真っ赤なものから試合中は黒に付け替えているが「これもNPBの規定に沿ってのもの」。新庄監督だからといって何でも許可されるというわけではないのだ。

　しかし、悪い話ばかりでもないようだ。昨年秋の監督就任会見時、ワインレッドのスーツに襟を大きく立たせた特注のシャツで目を引いて以降、ことあるごとに新庄監督のファッションはワイドショーなどで話題となり、スポーツ紙でも大きく取り上げられた。

　これに目をつけているのがファッション誌の編集者。狙うのはシーズン中のファッション誌での表紙登場だという。

「新庄監督大胆なファッションセンスは大いに興味がある。それに、今現在も多数のCMに出演するなど、必要と感じれば野球以外の仕事も次々とこなしている。よく『野球ファンではない方にも興味を持ってもらいたい』と口にしているが、ファン拡大を狙う上でファッション誌の表紙を飾るのは互いに大きなプロモーションになる。是非とも一緒に仕事をしたい」

　最初は今週の「新庄ファッションチェック」を誌上で展開しながら、ゆくゆくは表紙連動で大展開したいという考えだという。ありそうでなかった”オシャレアイコン”としても、BIGBOSSはこれから注目を集めることになるのだろうか。

大山ユースケ（ライター）

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ