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視聴者も見事に騙された! 『マイファミリー』ラスト15分の“天国と地獄”に絶賛の声

文=東海林かな(しょうじ・かな)

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ドラマ公式サイトより

 二宮和也主演のTBS日曜劇場『マイファミリー』第3話が4月24日に放送された。世帯平均視聴率は11.9%(関東地区・ ビデオリサーチ調べ)で、3週連続で2桁台を記録。3話連続で同時間帯トップと好調だ。今回は、まだ第3話にもかかわらず、ストーリーのメインだと思われていた娘の誘拐事件が一旦完結。視聴者の考察の上をいく展開や、物語の完成度の高さに絶賛の声が上がっている。

 娘の友果(大島美優)を誘拐された温人(二宮和也)と未知留(多部未華子)の鳴沢夫婦が、友人の三輪(賀来賢人)と東堂(濱田岳)の協力を得て、犯人が指示する「警察の排除」に成功し、今後の作戦を考えるシーンから第3話は始まる。

 ゲーム会社の社長である温人は、警察がなおも関わってくる可能性を考え、犯人との交渉を自社のスマホゲーム内のチャットで続けたいと提案し、犯人もそれを受け入れる。さらに警察の尾行を巻くため、身代金の受け渡しは未知留の父・牧村正文(大友康平)と温人の母・鳴沢麻由美(神野三鈴)が行うことに。だが、第2話のラストで正文と麻由美は警察に協力を求められており、彼らの動きはすべて警察に把握されていたのだが……。

 警察は身代金を積んだトラックの運転手を捕まえるが、犯人ではなく、ただの”バイト”の運び屋だった。しかも運転手はライブ配信をするよう依頼されていたともいい、警察が踏み込んだ様子が犯人の目に晒されてしまう。警察を排除するという約束を破ったとして、犯人は取り引き不成立を言い渡し、友果を殺すと宣言。警察の介入によって交渉は大失敗に終わる……と思われた矢先、温人は犯人のもとにたどり着く。

 実は温人たちは、警察が正文と麻由美を取り込んでいることに気づいていたのだ。警察が暗躍する裏で、温人はゲームのシステムを利用し、犯人の居場所を特定する。温人は「すべては友果を無事に取り戻すため」として、これ以上犯人を追わない代わりに、身代金を持って友果を解放するよう説得。こうして友果は無事に救出されるが、 このために別に用意された5億円の身代金は犯人の手に渡り、犯人は行方をくらますのだった。

 本来なら、家族が再会を果たし、抱き合うシーンでハッピーエンドだろう。しかし、すぐに画面が切り替わり、およそ1年後、温人が「なんでこうなるんだよー!!」と絶叫するシーンで第3話は終わった。視聴者からは「内容が濃すぎる……普通のドラマならもう完結レベルだろ」「先が読めなくて面白すぎる」など、高く評価する声が目立った。

 今回も、”主人公vs犯人”や”警察vs犯人”というより、”主人公vs警察”という構図になっていた『マイファミリー』。温人が「今や警察はもう共通の敵だ」と犯人に語りかけるシーンが印象的だった。一方、立脇香菜子( 高橋メアリージュン)や阿久津(松本幸四郎)も協力した温人の作戦は成功したものの、結局犯人はわからないまま。友果の救出後、刑事の葛城(玉木宏)は、温人に「ホシ(犯人)を野放しにしたことをあなたは必ず後悔する」と意味ありげな言葉を残す。鳴沢夫婦があくまで「娘を無事に救出したい」と考えているのに対し、警察にとっては人質救出だけでなく、犯人逮捕も重要なミッションだ。それぞれの目的に向かって最善のことをしていただけなのだが、だからこそ最後まで両者が相容れなかったことの虚しさも残った。

 「日曜劇場、怒涛のラスト15分」といわれた急展開は、今回も健在どころか、完全に視聴者を良い意味であざむき、すごい爽快感だった。さらに第4話から始まる「新章」へのつなぎ方も見事だ。この幕引きで次回につなげられたら、もう楽しみに次の放送を待つしかない。誘拐事件を序盤の第3話で着地させた後、正体不明のままの犯人を軸にさらに物語を展開し、周囲の人物もより複雑に絡んでいくのだろうか。今後、さらにスケールの大きい仕掛けが待っているのかと思うと、5月1日放送の第4話に期待が高まる。

■番組情報
日曜ドラマ『マイファミリー』
TBS系毎週日曜21時~
出演:二宮和也、多部未華子、賀来賢人、高橋メアリージュン、迫田孝也、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、山田キヌヲ、渡辺邦斗、藤間爽子、松本幸四郎、富澤たけし(サンドウィッチマン)、大友康平、神野三鈴、大島美優、濱田岳、玉木宏
脚本:黒岩勉
主題歌:Uru「それを愛と呼ぶなら」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
音楽:大間々昂
プロデューサー:飯田和孝、渡辺良介(大映テレビ)
スーパーバイジングプロデューサー:那須田淳
協力プロデューサー:大形美佑葵
演出:平野俊一、田中健太、宮崎陽平、富田和成
製作著作:TBS
公式サイト:tbs.co.jp/myfamily

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2022/05/27 02:01

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