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『マイファミリー』それぞれの”家族”を守りたい気持ちが交錯…涙を誘った第7話

文=東海林かな(しょうじ・かな)

『マイファミリー』それぞれの”家族”を守りたい気持ちが交錯…涙を誘った第7話の画像
ドラマ公式サイトより

 二宮和也主演のTBS系日曜劇場『マイファミリー』の第7話が5月22日に放送された。温人(二宮和也)と未知留(多部未華子)の鳴沢夫婦の娘にはじまり、ふたりの友人・三輪碧(賀来賢人)の娘、そして鳴沢夫婦のご近所さんで、温人が社長を務める「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の社外取締役である阿久津晃(松本幸四郎)の娘と誘拐された一連の事件において、犯人の1人がハルカナの社員・鈴間亜矢(藤間爽子)だったことが判明。温人と阿久津は困惑しつつも共犯がいるのではと調べはじめ、ハルカナの副社長である立脇香菜子(高橋メアリージュン)に疑いの目を向ける。今回は香菜子の会社への想いと、阿久津夫妻の娘への想いが交錯し、涙を誘った。

 第6話のラスト、密かに付けたGPSの位置情報を辿り、コンテナのなかで身代金を確認する鈴間を見つけた温人。その直後、背後から何者かにスタンガンで気絶させられてしまう。意識を取り戻した頃には鈴間の姿はなく、未知留、そして阿久津夫妻が駆けつけた。温人と阿久津は鈴間の身辺を調べるが、エントリーシートに書かれていた住所は偽物で、会社の個人ロッカーも、もぬけの殻。防犯カメラを確認するとロッカーからノートパソコンを取り出す香菜子の姿が……。

 温人は翌朝、鳴沢夫婦らの友人で元刑事の東堂(濱田岳)と共に、ハルカナの財務担当である備前雄介(渡辺邦斗)に香菜子の様子について話を聞く。すると、温人が会社の口座から5億円を引き出し、すぐに補填したことに気づいた備前が香菜子に報告するも、自分から温人に報告するから黙っておくように言われたとの話が飛び出す。それでも香菜子が犯人なのか確信が持てない温人は、予定どおり犯人からの連絡が入るのを待つ。そして10時、犯人から連絡が入り、今日も温人だけで身代金を受け渡すように指示が入る。温人が身代金を運ぶと、そこに鈴間が姿を見せる。鈴間は「仲間が見てます」と脅しながら温人のスマートフォンを確認し、「余計な真似は二度としないでください。相手を軽く見てはいけません」と、温人たちにこれ以上の詮索をしないよう忠告する。

 一方、阿久津は香菜子を強く疑い、通信履歴を調べていた。そこから、香菜子が鈴間の個人所有のノートパソコンを密かに処分し、もう会社には来ないよう鈴間にメッセージを送っていたことが発覚。香菜子を疑いきれない温人に対し、阿久津は「主犯は立脇香菜子です!」と断言し、ハルカナに押し入り、香菜子に詰め寄る。そこに温人と未知留が駆けつけ、阿久津を押し留めると共に、香菜子から事情を聴くことに。

 結局、香菜子は鈴間の共犯者ではなかった。香菜子は、温人が5億円を引き出していたことからまた誘拐事件が起こっているのではと推測し、社内サーバのアクセス履歴を調査。そして、誰かが自動音声変換ツールを使って外部に頻繁にアクセスしている記録を見つけ、それが鈴間の個人PCによる通信であり、鳴沢夫婦の娘が誘拐された時にも同様の記録が。鈴間が誘拐事件に関わっていると察した香菜子は、会社を辞めるよう言い渡し、内密に処理したのだった。

 なぜ香菜子は誰にもこのことを話さなかったのか。香菜子は、「会社の内部に誘拐犯がいたってわかったら、バッシングを受けてハルカナは終わる。私にとってはこの会社が子どもなの。だからどうしてもハルカナを守りたかった」と涙ながらに訴える。会社に対する想像以上の強い愛に筆者も思わず涙した。香菜子にとっては会社こそ守るべき“ファミリー”だったのだ。

 会社が子どもと言われ、それ以上責めることができない阿久津と温人。彼らもまたそれぞれ、会社の責任者であるからだ。阿久津が取り乱した際に落ちた写真を未知留が拾い、もとに戻す。それぞれの大切な家族や会社のことを想うと、鈴間をかばってしまった香菜子の気持ちは痛いほど理解できるだろう。

 ラスト30秒で明かされた東堂の「俺が誘拐した」という衝撃の”自白”も、誰か、あるいは何かを守るために言ってるのでは、と考えてしまう。それほどに、それぞれのキャラクターに背負うものがあるのではないか、と思わずにはいられない第7話の展開だった。

 視聴率は全話2桁台を記録し、第7話の世帯平均視聴率は過去最高の13.2%を記録(関東地区・ビデオリサーチ調べ)。回を追うごとに注目されていることは間違いない。いよいよ最終章の幕開けとなる第8話、それぞれの家族への想いが誘拐事件の行方を大きく動かしていく。

■番組情報
日曜ドラマ『マイファミリー』
TBS系毎週日曜21時~
出演:二宮和也、多部未華子、賀来賢人、高橋メアリージュン、迫田孝也、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、山田キヌヲ、渡辺邦斗、藤間爽子、松本幸四郎、富澤たけし(サンドウィッチマン)、大友康平、神野三鈴、大島美優、濱田岳、玉木宏
脚本:黒岩勉
主題歌:Uru「それを愛と呼ぶなら」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
音楽:大間々昂
プロデューサー:飯田和孝、渡辺良介(大映テレビ)
スーパーバイジングプロデューサー:那須田淳
協力プロデューサー:大形美佑葵
演出:平野俊一、田中健太、宮崎陽平、富田和成
製作著作:TBS
公式サイト:tbs.co.jp/myfamily

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東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2022/05/29 12:00

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