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小室圭さんは「何か持っている」? 司法試験3度目合格の快挙に日本中が茫然自失

玉川徹氏の幼すぎたジャーナリスト精神

 さて、SNSで「死にたい」という悲痛な叫びを発している若い女性を誘い出し、殺してしまうという犯罪がまた起きた。

 被害者は、北海道の小樽市に住んでいる日本医療大学4年生の瀬川結菜(22)。10月3日、家族に「友人と手稲で待ち合わせしている」といい残して出たが、10月8日、元自衛隊員の小野勇容疑者(53)の家で、変わり果てた姿で発見された。

 小野は警察に、「殺してほしいと依頼された」と供述しているという。

 なぜ、瀬川は、小野と接触してしまったのだろう。彼女は、3人きょうだいの長女として生まれた。だが父親が夜勤専従のタクシーの運転手だったため、母親とのすれ違いなどがあり、母親が通院したり外に出られないようになり、離婚の危機もあったという。

 そんな危機を乗り越え、彼女は札幌市にある日本医療大学保健医療学部で、リハビリテーションを学び始める。

 勤勉で、成績は上位だったが、バイトで稼いでも、家族たちの生活費に消えていったという。普通のアルバイトでは収入が少ないためだったのだろう、札幌市内で夜のアルバイトをし始めたそうだ。

 だがそれが大学に知られ、人間関係もうまくいかなくなり、授業にも出られなくなって、留年してしまったという。

 やがて彼女は、ツイッターなどで、「殺して」などと呟くようになった。それに食いついてきたのが小野だった。だが、彼女の友人は、死にたいといったこともないし、家族を残して死を選ぶような子ではなかったと話している。

 小野は彼女のほかにも、何人かに声をかけていたという。小野は、「嘱託殺人だ」と主張しているようだ。

「死にたい」と呟くのと「死ぬ」との間には、相当な距離があるはずだ。53歳の中年男に、なぜ引き寄せられたのだろうか。 

 

 ところで、テレ朝の『羽鳥慎一モーニングショー』のコメンテーター、玉川徹の発言が騒ぎになっている。

 安倍元首相の国葬で、菅義偉前首相が読んだ弔辞について、

「僕は演出側の人間ですからね。政治的な意図がにおわないように、それは製作者としては考えますよ。当然、これ、電通が入ってますからね」

 そう断言した。だが、そうした事実はなかったとわかり、10日間の出勤停止になってしまったのだ。

 文春は傲慢、新潮は反権力のアジテーターと酷評している。

 そこまでやるタマなのかと、私は思うが、玉川流にいえば、「これ、官邸の意向が働いている。間違いないですよ」ということになるのか。

 菅の弔辞も含めて、電通でなければ、秘書官か、スピーチライターのような人間が下書きをし、それに手を入れて読んだに違いない。

 そんなことをいうと、日刊サイゾーにも出入り禁止になるのかな。

 日頃、何かあればこっぴどくたたいてやれと手ぐすねを引いていた保守論壇、自民党政権に阿るメディア人、ネトウヨが、ここぞとばかりに大声をあげているのだろう。

 いちテレビマン&コメンテーターのケアレスミスを、過去の発言まで持ち出してきて論(あげつら)うのは、私は好きではない。

 私見でいえば、国葬を仕切ったのが電通のグループ会社だというから、広い意味で、電通が絡んでいたことは間違いあるまい。

 この騒ぎを見ていると、いかにこの国に真っ当なジャーナリストがいないかが、よくわかる。玉川は、謹慎が解けた日に、テレビに出て、

「これまで私はスタジオで様々なニュースに対しコメントを続けてきましたが、これからは、現場に足を運び取材をし、事実確認をして報告するその基本にもう一度立ち返るべきだと考えました」

 としゃべったが、あまりにも幼すぎはしないか。ジャーナリストがこんなことをいったら、それこそ致命傷である。

 テレビのワイドショーのコメンテーターだから、この程度で許されるのだ。

 もし、玉川がジャーナリストを自称するなら、ワイドショーなどに出てはいけない。

 だいぶ前に、同番組に出ていたジャーナリストは、自分は芸能や不倫などはコメントする気はないというようなことをいっていたが、ワイドショーのコメンテーターなら、不倫、同棲、円安から地球温暖化まで、森羅万象に答える“義務”があるはずだ。茶の間の主婦たちは、それを期待しているからだ。

 その程度なんだ、テレビのコメンテーターというのは。たかがコメンテーター、されどコメンテーターという自負を持ってもらいたい。そして、間違ったらすぐに謝る、訂正する。

 ワイドショーを見ていると、そうした覚悟のない、何でここへ出ているのか分からない連中が多すぎる。こんないい加減なことをやっていると、茶の間の主婦にも呆れられ、見放されると思う。

 玉川がいうべきは、「私は単なるコメンテーターです。間違いました。ごめんなさい」だったのだと思う。

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