喧嘩マッチ『KRUNCH』開催！「渋谷杉浦グループ最強説」の証

渋谷杉浦グループ代表・杉浦氏。
熱い魂を持ったこの男の下に、渋谷の荒くれ者たちが集う。

「今度はプロの格闘家と、素人の喧嘩屋を対決させる！」──喧嘩格闘技イベント『KRUNCH』を主宰する渋谷杉浦グループの杉浦和男代表（40）が、街の喧嘩屋たちを引き連れて日刊サイゾー編集部に来襲。来たる12月28日（日）、渋谷の「ClubATOM」で開催される第2回『KRUNCH』のマッチメイクに関する仰天プランを明らかにした。

「前回大会や、その他のアマチュア格闘技イベントで、ウチのグループの喧嘩屋たちが活躍して脚光を浴びているのですが、これを『面白くない』と思っている連中がいる。それは、一部のプロ格闘家たち。『喧嘩屋など所詮は素人。俺たちプロが本気でやったら秒殺だよ』そんな声がチラホラ聞こえてきましてね。だったらウチのリングで実際に戦って、どっちが強いのかはっきりさせようじゃねえか、という話になりました」

　現在、6名のプロ格闘家が”喧嘩屋潰し”に名乗りを上げ、年末の『KRUNCH』に参戦することがほぼ決定。まだ具体的なカードは発表できない段階だが、当日は「プロの格闘家VS素人の喧嘩屋」という掟破りのコンセプトで多くの試合が組まれることになりそうだという。

「長丁場の格闘技をやらせたら、技術と体力に勝るプロのほうが有利かもしれない。でもウチのリングは3分1ラウンドの喧嘩マッチだから、何が起こるか分からない。今日連れてきた若い連中は、当日の試合に出場させる予定の渋谷杉浦グループの主力選手。彼らは第一回の『KRUNCH』のほか、これまでさまざまな不良系格闘技イベントに出て、ほぼ負け知らずで勝ち進んできたストリートファイターです。素人の中にも、プロより強い奴がゴロゴロいるんだということを、『KRUNCH』のリングで証明してほしいですね」

　プロを迎え撃つ、渋谷杉浦グループの精鋭たち。その経歴やファイトスタイルを杉浦会長に解説してもらおう。

●林大輔（28）

“センター街のドーベルマン”こと林大輔。10月に行われた
『THE OUTSIDER第参戦』に出場し、見事勝利を収めた。

「林はかつて、ストリートファイトで相手をボコボコにして刑務所入りした男。そこでヤクザと知り合いになり、出所後にヤクザの部屋住みを始めたばかりのころ、『武将』という喧嘩格闘技イベントに出会ったそうです。これに憂さ晴らしで参加して、勝利。表舞台で活躍する喜びを知り、ヤクザをやめて、渋谷杉浦グループの会社で働くようになりました。と同時に、”センター街のドーベルマン”という異名で各種アマチュア格闘技大会に進出。前田日明氏主宰の『THE OUTSIDER』では勝利を収め、『B.A.C.S』という大会のグループ対抗戦では大将を務めました」

●キングジョー（26）

ヤバすぎるオーラを発するキングジョー。11月に復活した伝説の
ディスコ・ナバーナのオープンイベントでは、バウンサーとして目を光らせていた。

「福島県出身のキングジョーは、幼いころから実の兄貴の練習台として、空手、ボクシング、柔術など、さまざまな格闘技をやらされていたそうです。やがて遊びや喧嘩に目覚めてしまい、しばらく練習から遠ざかっていたそうですが、生まれ持った格闘センスは相当なもの。最近、アマチュアの格闘技大会に遊びがてら参加してみたら、4戦負けなしの快進撃。関西の喧嘩格闘技イベント『強者』のメンバーなどから、首を狙われる存在になりました」

●吉田武生（30）

昼間は営業マンとして働く吉田だが、その腕におぼえあり。

「吉田は生粋の喧嘩屋です。10代のころはチーマーみたいなことをやっていて、渋谷、六本木、池袋などで大暴れ。今は綺麗さっぱり足を洗って会社員として真面目に働いているけど、『強い』という噂を聞いていたので人づてに出場オファーを出してみたところ、一つ返事で快諾してくれた。奥さんも子供もいる彼が、どうして今さらこんな危険な大会に出てくれるのか正直不思議なんだけど、本人いわく『出されたものはなんでも食べる主義』らしい（笑）。彼も試合では負けなしですね」

●奥野ジェイソン工事（30）

柔和な表情で、インタビューに答える奥野。
グループ内では、ムードメーカーといったポジションか。

「奥野はもともと、渋谷でヤクザの準構成員をやっていたんですが、格闘技をかじったこともあるらしく、やっぱりヤクザの世界よりもリングの上に魅力を感じて、ウチにグループに入ってきたんです。荒削りなファイターですが、建築現場で働いているから足腰も根性も相当強い。どんな戦いをしてくれるのか楽しみです」

●山田史博（21）

12月20日開催の『THE OUTSIDER第四戦』に出場が決まっている山田。
杉浦グループ最強説を証明してくれるだろう。

「山田は神奈川県の相模原で暴走族のリーダーだった男。ヤンチャ坊主で腕っぷしも強く、まだ21歳と若いのに『武将』や『B.A.C.S』といった格闘技大会で連戦連勝の大活躍。もともとはウチとは敵対するグループの選手だったんだけど、『KRUNCH』にも出てみる？　と誘ったら、『試合に出られるなら、どこにでも行きます』と快諾してくれた。今は渋谷杉浦グループに完全移籍してます。この12月は『THE OUTSIDER』にも参戦。中7日での連戦になるけど、本人は『まったく問題ない』と語っています」

　大会当日は、これら渋谷杉浦グループのメンバーのほか、九州の喧嘩屋たちも上京参戦。さらに大物タレントをサプライズゲストとして呼び、リングを華々しく盛り上げる計画もあるという。

「自分は渋谷代表として戦うつもり。『KRUNCH』のリングだったらプロとやっても絶対に負けない！」（林選手）。「プロ側にも当然、絶対に負けられないというプライドがあるでしょう。このリングに上がってくるプロの度胸もすごいと思いますよ」（杉浦代表）

　格闘家の矜持と、喧嘩屋の意地。果たしてどちらが上回るのか。師走の”渋谷決戦”に注目だ！

喧嘩格闘技イベント『KRUNCH』
開催日時／12月28日（日）OPEN 16:00
場所／「Club ATOM」（渋谷）
前売りチケット／5000円
問い合わせ先／クランチ事務局　03-5428-4715

取材協力／六本木ナバーナ
http://www.nirvana08.net/index.html

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