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「一般人による宇宙旅行」の夢断たれた榎本大輔氏 スペ・アド社と和解

enomoto_dice-k.jpg榎本大輔氏

 宇宙旅行の代金として支払った費用の返還、もしくは宇宙旅行の早期実現を求めて宇宙旅行専門会社「スペース・アドベンチャーズ社」を相手取って訴えを起こしていた元ライブドア取締役で実業家の榎本大輔氏が、同社と和解していたことが、ポータルサイト「sorae.jp」<http://www.sorae.jp/>の報せで明らかになった。

 榎本氏は2006年、日本人初の民間人による宇宙旅行を実現すべく、同社に約2,000万ドルを支払い、ロシアの「ソユーズ宇宙船」で宇宙旅行を行う予定となっていた。だが、打ち上げの21日前に”健康状態”を理由にクルーから外され、以降も宇宙旅行を実現できていない榎本氏は08年、同社を相手に、旅費の返還もしくは早期の宇宙旅行実現を求めて訴訟を起こしていた。

 今回の和解について榎本氏は、以下のようにコメントしている。

「和解内容は非公開です。もちろん宇宙旅行は諦めてはいないです。早ければ次は2012年に行けるかも知れませんし、いろいろと作戦を練っている最中です。”星の街”での約1年の訓練で、アメリカとロシアの最先端の宇宙開発に触れることができたし、現役の宇宙飛行士と触れることができたのは、ものすごい経験になりました」

 今後は宇宙旅行への夢を追いつつも、「ライブドア退社時の公約である”ヨットでの単独太平洋横断”に向けても準備を進める」という榎本氏。実業家から冒険家への果敢な転身はまだ始まったばかりである。

宇宙旅行ハンドブック

NASAでの訓練はいらないらしい

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最終更新:2009/07/15 17:14
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