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被災地救援の「チーム陳」代表、陳光標が寄付金水増し疑惑でピンチ!?

0356442632-11.jpg今年3月10日、雲南省地震の被災地を訪れた
陳光標氏と、氏から寄付された札束を手に
する被災者(現地メディアの報道より)。

 東日本大震災発生直後、私設救援隊を率いて被災地入りした中国人富豪、陳光標氏。日本でも「救援やってます!」と言わんばかりのキメキメポーズで撮影された彼らの活動の様子がネット上で話題となり、「チーム陳」という愛称も誕生した。

 彼は中国ではかねてから慈善家として知られていた人物で、これまでに総額100億円を慈善活動に投じたと言われている。例えば東日本大震災の直前には台湾を訪れ、低所得者に対し約14億円を寄付し、中国・四川大地震の際にも60台もの建設機器を被災地に投入して救援に当たったほか、8,000万円を寄付したと主張している。 


 しかし、そんな陳氏の慈善活動に、 ニセモノ疑惑が浮上している。

 中国紙「南方都市報」などの報道によると、 陳氏が主張する寄付金の額は、売名行為を目的に大幅に水増しされた金額であるというのだ。例えば、昨年のハイチ地震の際に陳氏は「中国青年基金会」と「中国人権基金会」を通し、被災地に約1億円の義援金を送ったとしているが、この2つの機関は実際には存在しないことが判明したという。また、陳氏が昨年、約2億7,000万円を寄付したというある団体は、7,800万円しか受け取っていないことも明らかになった。

 こうした報道に対し陳氏は「98%ウソ。メディアはあら探しばかりだ」と反論しているが、寄付の金額が事実である証拠は呈示できていない。

 しかし、金額の大小の問題はあれ、彼がかなり規模の大きい慈善活動を行っていることは確か。「やらない善よりやる偽善」という言葉もある。こうしたバッシングにめげず、パフォーマンスでも中身の伴った慈善活動ならば続けてもらいたいものだ。
(文=高田信人)

「社会を変える」お金の使い方

教えて。

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最終更新:2013/09/13 17:40
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