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【第24回】小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談

叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」(中編)

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前編はこちらから

――酢をかけられたら具体的にどうなるのか分からないけど、異様に怖くて、ごめんなさい、ごめんなさいって必死に逃げたような……あれはいまだに意味が分からないですね。普通に殴られるより、得体の知れない恐怖がありました。

叶井 あるある! しかしそれはなかなか効果的だね! 俺も娘に使ってみようかな。

――くらたまさんに殺されると思います……。あと、結婚についてもお聞きしたいんですけど、くらたまさん以前の3回の結婚は、どちらからプロポーズしたんですか?


叶井 うーん、向こうからで、「そろそろどうなの?」「じゃ、しよっか」って……? いや、でも、全然覚えてないんだよね。今サラッと言ったけど、ごめん、全然覚えてないわ! 自信がない!

――もう清々しいですね! 私、今26歳で、ちょっと結婚とかがリアルになってきて。

叶井 結婚したいの? もう?

――結婚したいというか、結婚できるのかとか、もしうっかりできたとしても、自分に結婚生活が送れるのかとかが不安なんです。どんな人がいいのかも全然分からないし。叶井さん、本に「セックスに対して達観するから、数をこなした男のほうが信用できる」って書いてたじゃないですか? 確かに、昔モテなかった人がある程度の年齢になってお金を持ったりすると、「あのころ送れなかった青春を取り返す」みたいな感じで遊び続けるじゃないですか。だから、「なるほど、一理ある!」と思ったんですけど、その人が既に達観してるか、まだ数をこなしている最中かなんて、どう判別するんですか?

叶井 うーん、なるほど。それは年齢によるよね。俺の場合、もう高2で150とか200人近くいってるから。

――……何が起きてそんなことになったんですか?

叶井 新島行ってたの。

――ナンパ島だ!

叶井 新島に1カ月間バイトで行ってたから、30日いたら50~60人いけるよ! 女の子専用の民宿でバイトすると、泊まってるのは女の子の3~4人のグループだから、全員やんなきゃいけないわけ。

――そんな出会い系サイトの広告みたいな世界が実在するんですか!?

叶井 そういう時期だったの。だから、高校の3年間行ってたから、3年間で200人以上でしょ。その後、ハワイも3年間半いたから、もう200~300人とかは普通に超えるんだよ。

――すごすぎる……! 新島やハワイから帰ってからも、その女性たちとは関係あるんですか?

叶井 島で起こったことだから。島でっていうのがいいんだよ。……だから、君も島に行ってる男を探せ!!

――え? ちょっと待って! 嫌です!

叶井 島にいると、そういうことがあるからね。俺の経験からすると、新島に行ったときもハワイに行ったときも、周りのやつはみんなやってたから。やっぱりさ、環境に流されるわけ、人間って。周りがバンバンやってたら、「俺も俺も!」ってなるよ。しかも「俺も!」って言わなくても、普通に来ちゃうから。島でのナンパって、大人数対大人数でしょ? そうすると、俺がナンパしたくなくても、友達がナンパしてメンバーに組み込まれちゃうわけよ。そうすると「じゃあ俺んち来ちゃうか?」みたいな。新島は特にみんなセックスするために来てるから、どこの民宿もハプニングバー的な存在だよね。だから、”そういうところに行ってる人”というのが目安になるよ! それで達観してるかどうか分かるんじゃないかと!

――いやいや、分かんないですよ! もしナンパしに島に行って、ナンパが成功したとしても普通は1~2人とかでしょ! 成功するかも危ういですよ!

叶井 今はないでしょうね……。だから、40代の人がいいんじゃない? やっぱり新島ブームだったから。新島、神津島経験者か、20代でハワイに長期滞在した、ちょっと年上の人がいいかもしれないね!

――それ、まんま叶井さんじゃないですか……。本当、よくそこまで数を増やせましたね~。

叶井 俺はね、高2の段階でそれだけ経験してたら、女性を見る目がやっぱり違うの。ずっと同じことやってると、コイツは出来るか出来ないか、パッと分かっちゃう。俺が高2で100~200だから……高2が重要、高2が。少なくとも、高2で100超えの男がいいね。

――完全に無理ですよ!! それ、病気とか大丈夫なんですか?

叶井 それも見分けられるの。『デスノート』みたいに、頭上にビョーンって病名が出るから、もう察知できる。ここ重要、「高2で100超え」。すべてそう(キッパり)。

――そんな叶井さんが今は落ち着かれてるっていうのが、謎で謎で仕方ないです。

叶井 だから、それは高2で100超えしてるからだよ~。

――でも、叶井さんは600人斬りだから、100超えの段階から、さらにもう500人いるわけじゃないですか。その間は全く落ち着いてないじゃないですか。

叶井 だから、まず高2で100超して、さらに20代のうちに何百もの数を稼いでいるわけよ。そうするともうね、34~5歳くらいから、自分から見て、「アイツいい女だな……でも、なんか似たような人と、もうヤっちゃってるかも」と、そういうふうに達観するの。電車の中とかでかわいい子がいても、「アイツはもうヤったから……」って思ってスルーすることができる。だからそこに到達するには、まず高2で100超えです。

――あーそれは確かにそうですね……わ、なんか今洗脳されてた、危ない! いやー、でもすさまじいですね、そこまでの性欲というか。本にも「小4からオナニーを始めた」と書かれてましたし、早熟なまま走り続けたんですね。

叶井 そう。小学校4年からオナニー始めたってことは、初恋を飛び越してオナニーだから、オナニーの後に初恋。小学校の時に毎日のように意味も分からず抜きまくって、「なんか出た、やばい」と思って保健室に行こうかなと思ったけど、「なんか気持ちいいからいいや」って毎日やってたの、座布団で。座布団にカビが生えたね。

――き、汚い!! じゃあ、初めて彼女が出来たときなんか、もうスパークして大変なことになってそうですね。

叶井 初恋が小学校6年で、高校の時もなんとなく気になってる子がいたけど、何にもできなかったんだよね~。本来だったら口説いたり告白するのが普通だと思うけど、そういうところまでいかなかったから。

――あ、そういうピュアなところもあるんですね、なんか安心しました! ちなみに、本には「今までは常にエッチできる女性が2~3人いないと不安だった」って書いてありましたけど、なんでそんなに腹ペコだったんですか?

叶井 別に何もしなくてもいいんだけど、いつでも電話したらOKな人がいないと安心できないっていう流れが高校の時からあって、それを引きずったんじゃない? 「しようと思えばいつでも出来るんだぜ!」みたいな、根拠がなくてもいいから、自信が欲しかったんだろうね。

――あ、その気持ちは分かりますね。私も、「結婚ができないんじゃなくて、いつでもできるからしないんだぜ!」みたいな、余裕と自信を持ちたい。

叶井 なるほどな。それと同じだね。

――やっと分かりあえましたね! ちなみにその過去の600人は、全員じゃなくても多少は愛もあって……。

叶井 ないよ(即答)。

――ないか! アハハ! でも、600人こなせるっていうことは、それなりに後味がいいから次が来るわけじゃないですか。それもすごいことだと思います。
後編につづく/取材・文=小明)

●かない・しゅんたろう
1967年、東京都生まれ。フランス映画『アメリ』(01)の買い付けなどで知られる映画バイヤー・プロデューサー。「600人斬り」を自称する「だめんず」にしてマンガ家・倉田真由美の夫。11年3月『突然、9歳の息子ができました。』上梓。

●あかり
1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。
ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/
サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中

突然、9歳の息子ができました。

世はイクメンブームですから。

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最終更新:2018/12/19 15:01
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