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「薬師寺、きみまろ……」暴排条例施行もテレビには”確実アウト”芸能人が続々出演

kimimarogoto.jpg流出している綾小路きみまろの画像(YouTubeより)。

 10月1日、一般事業者に暴力団との徹底的な関係遮断を努力義務とする東京都暴力団排除条例が施行された。これを受け、暴力団関係者との”黒い交際”を避けては通れない芸能プロダクションと密接な関係にあるテレビ局は対応に追われているという。

「いちいちタレントや事務所の”身体検査”をするには手間暇がかかりすぎるから、インターネットや週刊誌の過去記事を検索し、各局独自にリストを作っている。そのため、たとえ、イニシャルでも関係があるような書き方をされたタレントは確実にリスト入り。先ごろ発売された『週刊文春』(文藝春秋)でフジテレビがかつて暴力団関係者のパーティーに出席したことを報じられた松方弘樹に対して出入り禁止に近い処分を下したことが報じられたが、具体的に名前が出たのは松方ぐらいで、すでに収録済みの番組などもあるから早急に対応というわけにはいかない」(テレビ関係者)

 実際、条例が施行となった1日と2日の各局の番組を見ていても、かなり”グレーゾーン”の面々が番組を賑わせていた。

 まずはTBS系で1日放送された改編期恒例の『オールスター感謝祭』。同番組は長年、8月に自ら”黒い交際”を告白し芸能界を引退した島田紳助が司会を務め、代役が注目されていたが、所属事務所・吉本興業の後輩である今田耕司、ロンドンブーツ1号2号の田村淳、東野幸治のリレーで行われ、無事に終わるかと思われたが、そうは問屋が卸さなかった。

「東野の司会の際、『週刊文春』で暴力団との交際を語り尽くしたビートたけしが、かつてツッパリだった紳助さんを小バカにしたような特攻服とリーゼント姿で乱入し大暴れ。ほかには、同日、8月に行われた長男・興毅の世界戦を暴力団関係者が観戦していたというニュースが報じられたボクシングの亀田三兄弟や、組長のパーティーに出席していた動画が流出した元ボクシング世界王者でタレントの薬師寺保栄が、何事もなかったかのようにアップになっていた」(週刊誌記者)

 さらに、他局でも確実に”アウト”のタレントが長時間出演していたという。

「いずれも2日に放送されたが『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の35周年特番には薬師寺同様、組長のパーティーへの出席動画が流出した綾小路きみまろが出演し、徹子と下町めぐりをしていた。また、組長のゴルフコンペに参加したとして『NHK紅白歌合戦』への出場できなかった年もあった演歌歌手の細川たかしは『カラオケ★バトル7』(テレビ東京系)で往年のヒット曲『北酒場』を熱唱していた。このままだと、”黒い交際”の影響で演歌枠の大幅減がささやかれている紅白もうやむやに終わりそうな予感がするが」(同記者)

 奇しくも、1日と2日に産経新聞に掲載されたインタビューで司忍六代目山口組組長は「昔は興行でかかわったが、今はもう、われわれが芸能界から恩恵を受けることは一つもない」と芸能界との深い関係を否定した上で、「むしろ、われわれは利用されている。芸能事務所などが仕事を取るために、どこそこの組と関係があるとうたっている。祝儀をあてにしてわれわれのところを訪ねてくる芸能人もいる」と告白。

 結局、各テレビ局もこれまでの芸能プロとの深い関係などを総合的に判断し、「疑わしきは罰せず」でやり過ごしてしまいそうだ。

綾小路きみまろ 爆笑!エキサイトライブビデオ 第4集

きみまろ漫談に爆笑する暴力団って、かなりシュール。

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最終更新:2013/09/11 12:35
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