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「今度はRMT問題がヤリ玉に!?」芸能界も直撃しそうな“コンプガチャ問題”の余波

mobage.jpgDeNA「Mobage」公式サイトより

 グリー、DeNAなどソーシャルゲームを運営する会社にとって“ドル箱”だったコンプガチャ(コンプリートガチャ)について、GW明けに消費者庁が景品表示法で禁止している「カード合わせ」に該当すると指摘したのを受け、ゲームサイト運営会社6社は5月末までに自主的にコンプガチャを終了することを発表。18日には同庁が運用基準の改正案を発表し、7月1日から適用していく方針であることを明らかにした。

「コンプガチャで未成年が高額の“買い物”をさせられたという被害の相談が国民生活センターに相次いでいたため、同庁も黙っていられなくなった。バンドの人気が落ちたとはいえ、印税収入で一生食うには困らないであろうGLAYのボーカル・TERUはヘビーユーザーなのか、自身のTwitterで『コンプガチャ規制されただと~~~!!!(怒)迷惑だわ~・・・。小学生が150万請求されるって、そんなの知らんわ!コンプガチャ云々より、子供携帯持たせとけ~!』と怒りをあらわにしたが、賛同する声はほとんどなかった」(週刊誌記者)

 コンプガチャ追及の急先鋒となった「週刊文春」(文藝春秋)は、5月24日号から「ソーシャルゲーム追及キャンペーン」と題した連載を開始。より高額な課金をさせる狙いで、ガチャで引いたカードに対しての“確率調整”の疑惑を報じているが、運営会社各社はさらなる問題に直面しているというのだ。

「各社が頭を悩ませているのは、ゲーム内のカードやアイテムなどのデータを現実のお金と取引する『リアル・マネー・トレーディング』(以下、RMT)という行為。ネット上のオークションサイトには無数に各社の人気ゲームのアイテムなどが出品され、レアなカードやアイテムは高額で取引されている。各社は利用規約でRMTを禁止し、発覚した場合は利用アカウントの無期限停止などの厳罰を科すことを明記しているが、取引したユーザー同士の“暗黙の了解”でゲーム内では一切取引について触れないことになっているので、誰が取引しているかなんてわかりっこない」(オンラインゲーム会社関係者)

 コンプガチャに続き、一部のユーザーにとってはかなり楽しみなRMTにも規制が入るとなれば、各社にとって大打撃に違いないが、そうなると、芸能界にとっても“対岸の火事”では済まされないという。

「いまや、グリーやDeNAなどネット関連企業のCM出稿は、テレビ局全体の約2割を占める。とくにDeNAは、プロ野球・横浜買収時に『広告宣伝費は年間200億円』と公表しているだけに、業績が落ち込めばCM出稿も控えるだろう。となると、テレビ各局の番組制作費削減を迫られ、ドラマのキャスティングなどにも大きく影響する。また、AKB48、EXILE、TOKIOなど、各社のCMキャラクターに起用されている芸能人にとっても大きな痛手」(テレビ関係者)

 ソーシャルゲームを運営する各社の盛況ぶりは“第2のITバブル”と言っても過言ではない勢いで、相変わらず、連日大量のテレビCMが流れている。しかし、ある日突然、パタっとそのCMを見なくなる日が来てもおかしくないのが現状のようだ。

最終更新:2012/10/11 17:26
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