日刊サイゾー トップ > エンタメ  > テレビ局CMはなぜダサい?

“キャッチコピー”の時代は終わった!?  テレビ局CMに見る最新広告事情

dovadova.jpgYouTube フジテレビ公式サイトより

 CG化された芦田愛菜がテレビ画面いっぱいに広がっていく、フジテレビの夏のキャンペーンCM「ドバドバ!フジテレビ」が6月末から放送され、ネット上などの一部では「怖すぎる」と話題になっている。

 思えば、フジテレビのキャッチフレーズといえば、90年代の「きっかけは、フジテレビ。」をはじめ、かつては時代の最先端を行く印象があったもの。

 だが、2000年代以降、02~05年に「きっかけは、フジテレビ。」を復活させているように、新しい表現はほとんど生まれていないように思う。近年のものを見ても、「生みます。」(10年秋)、「ミトカナイトフジ!」(11年春夏秋)、「ピカる★フジテレビ」(12年春)など、どうもパッとしない。

 また、他局においても、たとえばTBSのキャッチコピー「それ、TBSがやります。」は、80~90年代のノリのよう。

 テレビ朝日の場合は、キャッチコピーを用いず、11年より「エクスパンダ星からやってきたパンダ王子」なる「ゴーちゃん。」を公式マスコットキャラクターとしているが、これも昔からの手法ではある。

 かつては広告表現の先端を行っていたはずのテレビ局CMが、なぜ古い印象になっているのか。

 広告関係者は言う。

「『キャッチコピー』を使うという手法そのものが、やや古くなっている気はします。今は『ラッピングカー』などが街を走り、それを見た人たちが写メを撮って、Twitterなどで一気に広めていくという時代。とにかく口コミ効果が非常に大きなものになっているので、宣伝方法としても、お金をかけてテレビCMを打つよりも、イベントなどを行って、一般の人に口コミしてもらう仕掛けを考えることが増えているんです。スポンサーとなる企業が、広告媒体としてテレビを一番に考えていないということはあると思いますよ」

12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

水原解雇に間に合わなかった週刊誌スクープ

今週の注目記事・1「水原一平“賭博解雇”『疑...…
写真
イチオシ記事

さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キ...…
写真